栃木県遊技業協同組合（栃木県遊協）は５月２６日、栃木県宇都宮市のホテル東日本宇都宮にて第５０周年記念式典を開催した。
式の冒頭で挨拶に立った岩河健一理事長は、「現在は業界に多くの問題が山積しているが、業界をより大きく発展させるための転換期ともいえる。存在意義、果たす役割、ファンを増やすための施策を先人たちが築き上げてきた大衆娯楽の原点に立ち返り、次の世代へとつなげていけるよう邁進していきたい」と１９５１年（昭和２６年）の５月に連合会が発足してから現在までの歴史を振り返りつつ、今後の組合運営に対して抱負を語った。
式典では記念事業として栃木県や児童擁護施設に対して寄付金贈呈式が行われ、地域福祉基金として栃木県に対し寄付金１００万円と、県下１６の児童養護施設にビデオカメラセットを贈呈した。これに対し、福田富一県知事より岩河健一理事長へ感謝状が贈られた。
来賓祝辞では、福田県知事をはじめ、全日遊連の阿部恭久理事長らが祝辞を述べ、栃木県警察本部生活安全部の大垣良英部長が当組合の社会貢献活動等を評価する一方で、「遊技機の不正改造事犯、賞品買取事犯、違法な広告宣伝・賞品提供やのめり込みに起因するなど健全化を阻害する要因がまだまだ残されている」として、さらなる射幸性の適正管理と自主的な施策を求めた。
［２０１６年６月１日・日刊遊技情報］
