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大遊連青年部会、定時総会を開催 ~業界発展のためファン拡大を目指す

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大阪府遊技業組合連合会青年部会は3日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪において、第29回定時総会を開催した。総会は部会員総数43名中、委任状出席を含め31名出席により成立。2015年度決算関係承認、2016年度予算関係決定の2議案が上程され、いずれも満場一致で承認された。

 

冒頭で挨拶を行った段周精部会長は「青年部会がどのような形でファン拡大に寄与できるかを常に思案しながら、業界の発展に貢献できる青年部会にしていきたい」と語った。また同部会にとって主要事業である「未来っ子カーニバル」が、今年第30回の節目を迎えるにあたって、「周年行事として相応しいイベントにしていきたい」との考えを示した。

 

また来賓祝辞では、大阪府警察本部生活安全部保安課の中西晋管理官が登壇。ぱちんこ営業について「のめり込みに起因した事故防止」「遊技機の不正改造防止」の2点を要請するとともに、検定機と性能が異なる可能性のある遊技機についても言及。現在、当該遊技機の撤去等の作業において最大限の取り組みがなされているとしながらも、「集客のためには客が求める高射幸性の遊技機の導入が不可欠であり、それに伴い製造業者としても少しでも売れる遊技機、つまりは客や営業者が求める遊技機を製造しなければならないという負の積み重ねが、今回の問題を引き起こす要因になったのではないか」と指摘した。また最後に「今回の問題発覚を好機と捉えて、風俗営業の原点に立ち返り、大衆娯楽というものを今一度、見つめ直し、多くの人に親しまれる健全なものとなることを期待する」と、大衆娯楽への回帰を求めた。

 

総会終了後に催された記念講演では、NPO法人ベースボールスピリッツの理事長を務める奥村幸治氏が「目標達成のセルフマネジメント」をテーマに講演。「目標を頑張ったら手に届くところに設定することで、充実した毎日が過ごせる」というイチロー選手の発言を披露し、どこに目標の位置を掲げるかが重要だと説いた。

 
[2016年6月9日・日刊遊技情報]