×

日電協、通常総会を開催 ~5.9号規制に言及

160616nichi

 

日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)は10日、東京都千代田区のパレスホテル東京にて第36回通常総会を開催した。冒頭で挨拶に立った佐野慎一理事長は、「今後1500ゲーム、時間にして2時間以上は、一連の指示機能等が続かないようにする規制を行う。これが5.9号機となるが、ハイエナ行為が抑制され、短時間で楽しく遊べる遊技機の開発が進むものと思っている」と自主規制の概略を説明し、高射幸性遊技機の撤去推進などについても話した。

 

総会後の会見では、組合員メーカーの新台出荷台数合計の目安となる2015年度の証紙発給枚数が、前年度比17.1%減の66万5377枚となったことを報告。レギュレーションなどの変更が影響していると説明した。また現在の厳しい情勢鑑みて、次年度の証紙発給枚数は約60万枚を見込んでいるとしている。

 

懇親会では、警察庁生活安全局保安課小柳誠二課長の祝辞を古閑誠弘専門官が代読し、「昨今の射幸性の高まりを踏まえ、同組合には射幸性の抑制や指示機能に関わる性能のルール作りを積極的に行うとともに、回胴式遊技機製造業者に対する司令塔となり、指導して頂いていることを承知している。しかし、業界は依然として遊技機の不正改造事案、賞品買取事案、違法な広告宣伝、賞品提供事案が後を絶たない。今後も業界の皆様が一致団結して、国民から親しまれる健全な業界となることを期待している」と述べた。

 

加えて当日は、2016年の「8月4日はパチスロの日」のキャンペーン概要が発表された。開催は8月6日の土曜日。「パチスロサミット2016」としてイベントを行い、タレントの森下悠里に人気女性ライター4人を加えた「PSPR(パチスロPR)」を結成し、様々なPR活動を行う。キャンペーン当日には、ホール関係者を対象とした「業界シンポジウム」を開催。今後の業界の展望などを議論する予定となっている。

 

[2016年6月16日・日刊遊技情報]

 

日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)

 

160616nichi02