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回胴連絡会が「5.9号機」の概要説明会を開催 ~射幸性はさらに抑制

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回胴式遊技機製造業者連絡会(回胴連絡会)は16日、東京都台東区東上野のオーラムにおいて、パチスロ5.9号機の自主規制内容に関するプレス説明会を開催した。5.9号機の基準制定に伴い、既存の5.5号機においては新台設置期限を2017年9月末(AT機と、リノ等の特殊タイプの設置期限は2016年7月末)とした。

 

5.9号機の大きなポイントとして、指示機能(押し順等のナビ機能)に関して、ART等の発動を禁止する通常区間と、ART等の発動を可能とする有利区間の2つの区間が設けられる。通常区間から有利区間へは毎遊技一定の確率で抽選され、抽選確率に設定差を付けてはならない。また、有利区間は最大1500ゲームで終了し、その区間内でのART仕様の設定差を禁止。有利区間の最大ゲーム到達時は、「初期化」によって通常区間に復帰する。この他、有利区間の比率は全体の7割未満と定められた。

 

また、「傾斜値<2」や「入賞Sim出玉率<1」(内部成立した役は全て入賞すると考えた場合の出玉率を100%未満とする)など5.5号機の基準と同一部分もあり、ART中の純増枚数は上限2枚で、ATタイプの開発は不可となっている。

 

加えて5.9号機では、ノーマルタイプを含む全てのパチスロ機を対象に、役モノ比率等を表示する「役比モニタ」(4桁7セグ)の主基板ケース内への搭載が義務付けられる。役モノ比率等を遊技機自身で集計し、モニタ表示することで、不正改造されていないかを容易に確認できるようにするのが目的としている。表示する内容は5種類で、6000ゲーム間の連続役モノ比率と役モノ比率、累計ゲーム間の連続役モノ比率と役モノ比率、有利区間比率となっている。

 

説明会で佐野慎一会長は出玉性能についての質問に対して「おおよそ今の機種の5割から6割程度の性能になるかと予想される」と回答を行った。

 

[2016年6月20日・日刊遊技情報]