全国遊技ビジネス振興会(全遊振)は16日、東京都台東区上野のパークサイドホテルにおいて定例セミナーを開催した。
第1部では、「激動!行政、業界環境の真実」と題してJAPaNの髙橋正人代表が登壇。行政の立ち入り検査強化や行政通報の留保解除などで変化する業界状況で、コンプライアンス(法令順守)を最大化するポイントを解説した。
続く第2部では、エイリマンアットの重盛泰志代表取締役と、パチンコホール「チャレンジャー幸手店」のオーナー兼店長の“ひげ紳士”が登場。同氏が展開するWEB動画「パチンコ店買い取ってみた」は元ホール企業経験者が埼玉県の小さなホールを買い取り、オーナー兼店長として再生させようという試みをリアルタイムで伝えるというもの。ホールコンの内容や新台入替風景など、一般のファンがなかなか知ることができないホール営業の実態を公開し、自虐的ながらウイットに富んだ内容で総再生回数400万回を記録。パチンコホール関連動画サイトでは最も視聴されているWEB動画となっている。実際の店舗状況も動画サイト公開時、1000万円だった売上が、その後の1年間で約3倍に増加。同店舗には、動画サイトの視聴者を中心に6000人を超える新規客が来店するという圧倒的な広告効果を実現している。“ひげ紳士”はセミナーの中で、「自分の置かれている状況を楽しく伝えることでモチベーションを維持した。壊れかけのネオンも私にとっては広告宣伝する上で大事な資源」と述べた。
[2017年3月28日・日刊遊技情報]