IoTエンターテインメントは5日、東京都中央区のGINZA Lounge ZEROにおいて、IoT技術を活用した新しいアミューズメントサービス「Amulive(アミュライブ)」の発表会を開いた。
「アミュライブ」は、サービス利用者がスマホやタブレット、PCを使ってオンライン上で、遠隔地にある実機(パチンコ・パチスロ)を操作して遊技できる新しいサービス。同社では現在、関連工場に遊技機308台(100機種)を保有しており、「アミュライブ」サイト上には「押忍!番長2」「化物語」「ニューアイムジャグラー」等といった5号機のヒット機種から、「北斗の拳」「ミリオンゴッド」「吉宗」等といった4号機まで多種多様なラインナップが並んでいる。 ゲームの遊び方は、クレジットカードでポイントを購入し、スマホやパソコン等から任意の台を選択。遊技時にはポイントをメダルに変え、遊技終了後は離席時にメダルの精算を行う。余った(獲得した)ポイントは、別の台で遊技する際に使用可能となっている。
同社では事業を始めるにあたって、法的な問題について「店舗に人が立ち入らないものは風俗営業法に該当しない」というオンラインUFOキャッチャーを先例に、風営法に該当しないことを確認した。またサービスの健全性を確保するため新たな自主規制団体を作り、今後はその団体で細かなレギュレーションを決めていくとしている。
発表会で同社の原田宏一代表取締役は「第1弾としてパチンコ、パチスロの参入を行うが、釣り、占い、トレーニングなど、あらゆるエンターテインメントにIoT技術を使って参入していきたい。また私どもはパチンコ、パチスロ業界との共存を考えている。業界が縮小を余儀なくされているなか、閉店ホール、新たに事業展開したいホールと共同によるフランチャイズ事業を展開したい」と語った。さらに「アミュライブ」上で、多くの遊技機メーカーの機械を使用していることから、遊技機メーカーに対しても、「アミュライブ」上での遊技データの提供などマーケティングツールとしての活用を通じた協力関係の構築を提案していくとし、「全く新しいビジネスモデルなので、色んな可能性がある。未知の部分もあるが、皆さまと一緒に創り上げていこうと考えている」と述べた。
同社では今期(来年3月まで)の目標として「100万ユーザーの獲得」「パチンコ、パチスロ1万台の設置」を掲げている。
[2018年4月11日・日刊遊技情報]