全日本遊技事業協同連合会(全日遊連)は6月21日、東京都品川区のTKPガーデンシティ品川において、第27回通常総会を開催した。総会では任期満了に伴う役員改選が行われ、東京都の阿部恭久理事長が3期目を務めることとなった。新任の副理事には札幌方面の合田康広氏、岡山県の千原行喜氏を選任した。また担当委員会については、負担が大きいとされる機械対策委員会が神奈川県の伊坂重憲氏と千原氏の2名体制となり、合田氏は事業委員会を担当する。
阿部理事長は業界が置かれた厳しい状況に触れたうえで「今こそ遊技環境を適度な射幸性のある状況に整え、休眠中のファンや訪日外国人を含めた新規顧客層の獲得に努め、参加人口増加を目指していかなければならない。お客様があってこそのパチンコであり、国民に親しまれてこそ大衆娯楽である、という原点に立ち返り、認識を新たにしなくてはならないと思います」と挨拶、また3期目を務めるにあたっては「ギャンブルと娯楽の違いをどう解ってもらえるか、楽しんでもらえるような遊技環境の整備が課題だ」と抱負を述べた。
総会後に行われた祝賀パーティーには警察庁生活安全局保安課の山田好孝課長をはじめ、多数の来賓が参加。挨拶を行った山田課長は「ぱちんこ業界が一丸となってぱちんこへの依存防止対策に重点を置きつつ、健全な娯楽となるための取組をより一掃推進してほしい」と促した。
[2018年7月3日・日刊遊技情報]