国内外の版権取得や提供、遊技機の販売などを手掛けるインテグレートは4日、東京都港区の東京プリンスホテルでパチスロ新ブランド「WORLD(ワールド)」の立ち上げと、新ブランド第1弾となる「パチスロハクション大魔王」(JPS製)を発表した。
発表会で新ブランドについて同社の近藤克哉代表取締役は「WORLDは企業名ではなく製品ブランド。例えばトヨタ自動車でいうレクサスのようなものとご理解頂ければと思う。またWORLDは特定の製造メーカーに縛られないブランドで、今後リリースしていく機械は今回発表するメーカーとは異なる可能性もある」と説明。WORLDブランドによるパチスロ機の開発には、複数の関連企業が参加し、各企業、役割を分担した上で製品化していくようだ。また販売は総発売元をインテグレートが担い、現時点で全国40社の代理店のほか、パートナー販社300社による販売網を築き上げている。
新ブランド第1弾となる「パチスロハクション大魔王」は、ボーナス主体のA+RT機。1500通り以上のリーチ目が楽しめるほか、BB後には技術介入要素を盛り込んだ最大40ゲームのRT「ハクションタイム」を搭載し、ボーナスの連続発生による出玉の塊に期待できるゲーム性となっている。
特徴はKMK(カンタンメオシキノウ)の搭載で、これはプレイヤーの目押し技術に合わせた楽しみ方ができる仕組みのことだ。本機の場合、BB終了後のRT突入の際、目押しの成否によって継続ゲーム数が20ゲームか40ゲームに決定する。この際、目押しに自信のあるプレイヤーはビタ押しにチャレンジでき、ビタ押し成功で40ゲームのRTが獲得可能。目押しに自信のないプレイヤーは、簡単に目押しできる箇所を狙う形で、50%の確率で40ゲームのRTが獲得できる仕組みとなっている。
ボーナスはBB(獲得311枚)とRB(獲得104枚)の2種類。設定は3段階で、ボーナス合成確率は183.5分の1(設定②)~141.8分の1(設定⑥)。完全攻略時の出玉率が、最低設定の②でも約101.1%と高く設計されている。納品開始は9月2日を予定する。
[2018年7月9日・日刊遊技情報]