セガサミーホールディングスは2日、2019年3月期第1四半期決算短信[日本基準](連結)を発表した。
2019年3月期第1四半期(2018年4月1日~2018年6月30日)の連結経営成績(累計)は、売上高688億3800万円(対前年同四半期増減率マイナス35.8%)、営業利益9億3500万円(同マイナス94.4%)、経常利益6億8800万円(同マイナス95.8%)、四半期純利益3億3700万円(同マイナス97.1%)で、好調だった前年同四半期からの反動もあり、大幅な減収減益となった。
遊技機事業においては、前年同四半期において大型タイトルの販売があった為に販売台数が減少している。パチスロでは「パチスロ北斗の拳 修羅の国篇 羅刹ver.」など9000台(前年同四半期マイナス1万6000台)を販売。パチンコでは「パチンコCR偽物語」や「ぱちんこCR北斗の拳7 百裂乱舞」など4万台(同マイナス5万7000台)を販売。遊技機事業の売上高は215億300万円(同マイナス60.9%)、営業利益17億2000万円(同マイナス88.6%)だった。
また今後の見通しについては、下期以降にパチスロ新規則機を見込むほか、当期中にもジーグ社製の筐体を採用した新作タイトルの投入を予定。パチンコ機については当期中は旧規則機中心の販売を見込んでいる。
その他、エンタテインメントコンテンツ事業においてはデジタルゲーム分野で新作タイトルを多数投入したものの、既存タイトルの減衰を補いきれなかったほか、研究開発費等が発生。その他分野が堅調に推移したものの、売上高は450億1200万円(対前年同四半期マイナス10.5%)、営業利益16億7800万円(同マイナス54.9%)となった。
リゾート事業では「フェニックス・シーガイア・リゾート」において会員数が増加するなど、利用者数が前年同四半期から33.3%プラスとなった。一方で縮小傾向にはあるもののIR事業本格化への先行費用等により損失が発生。売上高は23億2100万円(同プラス12.5%)、営業損失6億7400万円(前年同四半期は7億3500万円の営業損失)となっている。
[2018年8月17日・日刊遊技情報]