プローバグループは10月30日、広島市内のANAクラウンプラザホテル広島において「お取引先様との交流会」を開催。金融、遊技機・ゲームメーカー、メディアなど約80社の担当者を招待し、同グループの業績や取り組みについて説明を行った。
前期業績報告によると、2018年8月期のグループ売上高は455億3800万円(対前期比104%)、営業利益は11億8200万円(同122%)と、2期連続の増収増益。今期の見通しでは、売上高は455億円と前期と同等の水準を予想する一方、営業利益はパチンコ事業で大幅な投資(後述の「フィエラ・ディ・プローバ」の大改装)を予定しているため、前期比1億2000万円減の10億6000万円を見込んだ。
冒頭、挨拶に立った平本直樹代表取締役社長は、集まった取引先企業に対し感謝の言葉を述べるとともにグループ全体の取り組みの概要を説明。その中で平本氏はさらなる成長を目指していくための道標の一つとして、2025年に向けた中期ビジョン『ROAD to 2025』を策定し、「売上高600億円」「営業利益25億円」「新たな社員採用100名」「女性社員数50名」という具体的な数値目標を掲げて、それぞれの事業の実現に向け様々な展開を行っていくとした。
最後に「今期の経営方針は『原点回帰』。原点を忘れることなく、全員経営を貫いて皆さまの期待に応えることができるよう、引き続き努力していく所存」と述べ、変わらぬ支援と協力を呼び掛けた。
また、パチンコ事業における今期の取り組みとして、広島市安佐南区緑井の複合アミューズメント施設「フィエラ・ディ・プローバ」内にあるパチンコホール「プローバアンジェロ店」「プローバレオーネ店」を大改装すると報告を行った。
当日披露された改装計画によると、「親子三世代が集う、『プローバの見本市』」というメインテーマのもと、30代をメインターゲットにした店舗構想(若年層に合わせた店舗作り)、老朽化による島設備改善(時代に適合した遊技空間の確立)、専門化(「アンジェロ店」をパチンコ専門店、「レオーネ店」をパチスロ専門店にそれぞれ変更)、全席禁煙(快適な遊技空間の提供)、設置台数を1000台に減台(ゆったりと遊技が楽しめる空間を確保)、デジタル化店舗(ポスター類をデジタル化。運営の合理化)といったコンセプトを盛り込んだ店舗に生まれ変わるという。なお、同店のリニューアルオープンは今年12月20日を予定する。
[2018年11月5日・日刊遊技情報]