千葉県遊技業協同組合(千葉県遊協)は7日、千葉市の京成ホテルミラマーレにおいて第53回通常総会を開催。総会は組合員総数363名中、273名が出席(委任状出席含む)。議事は事業報告など全10議案が上程され、全て可決した。任期満了に伴う役員改選では、田中幸也氏の理事長続投が決定した。
冒頭、田中理事長は「今年度も引き続き、依存問題について多くの対応を求められる1年となる。県内で通算1028名のアドバイザーを創出した安心パチンコ・パチスロアドバイザーだが、のめり込み問題対策を業界一丸となって遂行することが、社会からの評価に繋がることをご理解頂き、今後も積極的な参加をお願いしたい。県内の店舗数は全盛期の700店舗から3月末時点で357店舗と半減した。メーカーの機械開発に期待しながらも、健全営業の推進をはじめ、適切な賞品提供や広告宣伝の問題等、関係団体と共に解決していかねばならない。増税に関わる交換率の問題も再浮上すると思われるが、近隣県とも連携して検討していく。これら多くの問題を組合員皆様と解決していくことが、身近で手軽な大衆娯楽に立ち返り、ファンが安心して遊技できる環境作りや、今後の業界存続にも繋がっていくだろう」と挨拶。引き続き組合運営への理解と協力を求めた。
来賓祝辞では、千葉県警察本部生活安全部の延澤加壽雄部長が祝辞を述べ、社会貢献事業の他、犯罪抑止・啓発活動、暴力団排除活動への取り組みを評価した上で、さらなる健全化と各種取り組みを着実に推進するよう促した。
議事に先立ち行われた寄付金・感謝状贈呈式では、公益財団法人千葉県警察育英会、公益財団法人千葉県暴力団追放県民会議に寄付金が贈呈されたほか、同組合が精力的に行っている福祉支援事業「夢まるふぁんど」を通じた助成として、13施設・団体に支援金が贈られた。また、「夢まるふぁんど」に貢献した10店舗に対し、優良店舗表彰が行われた。
[2019年6月19日・日刊遊技情報]