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セガサミー、第1四半期決算は増収増益~パチスロ前期タイトルの継続販売が堅調

セガサミーホールディングスは7月30日、2020年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)を発表した。

 

2020年3月期第1四半期(2019年4月1日~2019年6月30日)の連結経営成績(累計)は、売上高727億3400万円(対前年同期比プラス5.7%)、営業利益34億900万円(同プラス264.6%)、経常利益23億7200万円(同プラス244.6%)、四半期純利益17億1800万円(同プラス408.7%)。エンタテインメントコンテンツ事業の好調を背景に増収増益に転じた。

 

パチスロ機では前期に発売したタイトルの継続販売が堅調に推移し、1万7930台を販売(前年同期は9073台販売)。パチンコ機は、高継続タイプの遊技機販売に注力したが、1万6212台の販売(前年同期は4万997台販売)に留まった。この結果、遊技機事業の売上高は171億9100万円(対前年同期比マイナス20.1%)、営業利益は13億3200万円(同マイナス22.6%)、同社は「パチスロ前期タイトルの継続販売により、遊技機事業全体では順調な立ち上がり」とした。

 

エンタテインメントコンテンツ事業では、デジタルゲーム分野において一部既存タイトルの好調に加え、タイトル譲渡等による収益の計上などにより、大幅に収益性が改善。さらに、アミューズメント施設分野でプライズを中心とした施設オペレーションの実施により、国内既存店舗の売上高は前年同期比でプラス109.0%となった。これらの結果、売上高は530億8200万円(対前年同期比プラス17.9%)、営業利益は49億5300万円(同プラス195.1%)となった。

 

また、リゾート事業は売上高24億6000万円(対前年同期比プラス6.0%)、営業損失8億5900万円(前年同期は営業損失6億7400万円)と、増収となるも損失幅は拡大。「フェニックス・シーガイア・リゾート」の利用者は前年同期より12.5%増加したが、国内IR参入に向けた費用の増加が影響した。

 

今後の取り組みとして同社は、下期に主力パチスロ5号機の撤去による入替需要の増加が見込まれるため、大型タイトルを含むパチスロの新作の投入を予定。また、パチンコ機においても「P北斗の拳8覇王」をはじめとした大型タイトルを販売するとした。

 

なお、2020年3月期の連結業績予想(2019年4月26日公表)に修正はないとしている。

 

[2019年8月21日・日刊遊技情報]

 

セガサミーホールディングス
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