マースグループホールディングスは15日、特別損失(投資有価証券評価損)として5億6300万円計上したこと及び2020年3月期第2四半期・通期の連結業績予想値の下方修正を発表した。
修正後の2020年3月期第2四半期(累計)連結業績予想は、売上高109億6000万円(前回発表予想数値比マイナス10億4000万円)、営業利益17億円(同マイナス2億円)、経常利益19億4000万円(同マイナス6000万円)、四半期純利益8億9000万円(同マイナス4億1000万円)。
また、2020年3月期通期の連結業績予想は、売上高250億円(同マイナス10億円)、営業利益45億円(同マイナス2億円)、経常利益51億円(同マイナス1億円)、当期純利益28億円(同マイナス4億円)となった。
同社は、特別損失を計上した理由について、同社が保有する海外株式市場の投資有価証券が、取得価額に比べて時価が著しく下落したため減損処理による投資有価証券評価損と説明。2020年3月期通期の連結業績予想値の下方修正については、ギャンブル等依存症防止対策への対応やパチンコ・パチスロを新規則機への入れ替えなど先行き不透明な状況からパチンコホールの買い控えが続いたことに加えて、当初見込んでいた消費税増税に伴う駆け込み需要が乏しく販売が減少したことによるものだとした。
なお、2020年3月期の下期においては、新製品の本格的な販売、設備投資における需要の掘り起こしを行う予定であり、当初の計画に変更ないとしている。
[2019年10月17日・情報島]