ダイナム27日、18歳以上の学生(大学生、大学院生、短大生、各種専門学校生)から新たなパチンコ台のアイデアを募集するプロジェクト型インターンシップ「ダイナム杯パチンコアイデアGP2019」の最終プレゼンを東京都荒川区のダイナム本社で開催した。
同社では10年以上に渡りPB(プライベートブランド)機の開発に注力しており、この「ダイナム杯」は既成概念に囚われない柔軟な発想を持つ学生より未来のパチンコ機についてのアイデアを募り、今後のPB機開発や業界の発展につなげていくことを目的に開催するもので、昨年に続いて2回目となる。
今回は「世の中にない自分が打ちたい・打たせたいパチンコ台を考える」をテーマに7月1日~8月25日までアイデアを募集。書類審査、企画プレゼンを勝ち抜いた8組13名による最終プレゼンでは、根拠があるか、テーマに沿っていてかつ実現性があるか、そしてプレゼン力(熱意)を基準に審査され、その結果、「CHANCER HANTER」を提案した山口航之介さん(G&E大阪校)がグランプリに輝いた。
「CHANCER HANTER」は、台のガラス面を全面タッチパネルにすることで、液晶の演出をプレイヤーが360度動かしながらチャンスを探せるなど、誰でも簡単にゲームに擬似参加できるよう作られたパチンコ機。山口さんは現在のパチンコホールで多くのプレイヤーがパチンコ台を見ずにスマホをいじっている状況を「リーチ演出に慣れてしまっているから」と分析し、その解消策を考えた。審査員の藤本達司代表取締役も「色々なモードを操れ、能動的にプレーヤーが遊べる。色々な角度から遊技を楽しめるという提案、非常に面白いと思う」と高評価だった。
イベントを総括した藤本代表取締役は「本来パチンコが持っているゲーム性をさらに面白くワクワクドキドキさせようという意欲ある提案ばかりで、パチンコの未来に可能性を感じた。我が社の開発チームでも是非参考にしていきたい。グランプリの山口さんの提案は、パチンコの奥行きや広がりというものを追い求めた提案で、私もプレイしてみたいと思った」などと述べた。
[2019年10月31日・情報島]