貯玉補償基金は9日、ホームページに「新型コロナウイルス感染症対策における取り組み等について」を更新。「緊急事態宣言」に伴って対象区域で多くのパチンコホールが休業したことにより、貯玉・貯メダルからの賞品交換ができない状態となった一般ファンに対し、少しでも困惑や不安を解消してもらおうと同基金としての対応などについて説明した。
同日、ホームページに掲載した「緊急事態宣言による貯玉/貯メダルの賞品交換について」では「ファン(会員)の方々におかれましては、ホールの突然の休業により、貯玉・貯メダルからの賞品交換が叶わない状態になられる等、非常に困惑されている状況であられることと存じます。当法人は、対象区域の加盟ホールが本宣言の発出を真摯に受け止め、休業等営業を自粛されておられることを認識しております。貯玉/貯メダルにつきましては、緊急事態宣言が解除され、加盟ホールの営業が再開された際には、従前の通りご利用いただけるとともに、仮に加盟ホールの営業が再開されずに破産等に至った場合であっても、当法人が適正に補償いたしますので、ご安心いただければと存じます」とし万が一、加盟ホールが廃業となっても貯玉補償基金が適正に補償することを示した。
ただし、普段は郵送等による補償の他に店舗近隣等での対面による補償を実施しているが、首相官邸が発出した「新型コロナウイルス感染症に備えて…イベント開催に関する国民の皆様へのメッセージ」の要請を鑑み、現在は対面補償を自粛しているため、郵送での対応となる。
貯玉補償基金は、加盟パチンコホールが経営破たんなどで貯玉・貯メダルの払い戻しが不能となった場合に、会員の貯玉・貯メダルを補償する基金。2020年3月31日時点での貯玉補償基金への加盟ホール軒数は6553軒となっている。