三重県の鈴木英敬知事は22日、自身のツイッターで「三重県内全118店舗のうち、22日時点で110店舗(93%)が既に休業。23日に残り5店舗、27日には最後の3店舗も休業し、三重県内全店舗で休業となります」とツイートし、27日までに三重県内にある全てのパチンコ店が臨時休業することを報告した。
緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されたことを受けて、三重県は4月20日から5月6日までの期間、パチンコ店を含む県内全域の対象施設に対して休業要請を行うと発表。休業要請に協力する事業者には、協力金として1事業者当たり一律50万円を支給する方針を示した。県からの要請に応じる形で21日以降、休業に入るパチンコ店が増加。22日時点で90%以上が休業した。鈴木県知事は同ツイートで「関係の方々に真摯に受け止めて頂きました」と謝意を伝えた。
20日からの休業要請に関し、パチンコ店について問い合わせを頂きます。三重県内全118店舗のうち、22日時点で110店舗(93%)が既に休業。23日に残り5店舗、27日には最後の3店舗も休業し、三重県内全店舗で休業となります。近隣県では75%等の状況の中、三重県は関係の方々に真摯に受け止めて頂きました。
— すずき英敬(えいけい) 三重県知事 (@eikeisuzuki) April 22, 2020
このツイートには多くのリプライ(返信)が寄せられている。鈴木県知事の功績を称える意見が多数を占める一方で、パチンコホールに対して「県もパチンコ屋さんも迅速な対応に感謝です」「要請にしっかり対応してくださったパチンコ屋さん。なんとか、頑張りましょ!」「さすが三重県!! パチンコの聖地と言われるだけに関係者の意識も高い!!」「私はパチスロを愛してやまないですが、この対応は本当にありがたいです。休業を決めてくれた全てのパチンコ屋さんに感謝です」「パチ屋厳しい店多くなるとは思いますがどうか潰さないように援助おねがいします」「すごい!知事も県職員さんもパチ屋さんもありがとうございます!年末オールナイト営業で盛り上がる三重のパチンコ屋さんが!!!オール三重!本当にありがとうございます!」など、休業要請に協力したことへの感謝や励ましの声も見られた。
県内104店舗のパチンコ店が加盟する三重県遊技業協同組合(三遊協)の伊藤正彦専務理事は「県からの休業要請があった20日に組合員パチンコホールに要請文を送り、組合としては強制はできないので特段の配慮というかたちでお願いをした。経営者として難しい判断だったと思うが、皆さんに協力いただき本当に頭が下がる思いだ」と話した。