パチンコ業界の広告・宣伝に関わる企業で構成されるぱちんこ広告協議会(PAA)は、4月28日にウェブ会議により理事会を開催したと報告。理事会では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための特措法に基づく緊急事態宣言を受け、広告宣伝自粛期間を5月31日まで延長する事を決議した。
大島克俊理事長は、広告自粛依頼への協力が2月29日より継続していることに謝意を述べるとともに、未だ出口の見えない状況であるとして引き続きの協力を呼びかけた。PAAでは2月29日付けで会員企業に文書を送付し、政府・業界団体の要請に協力するとの方針を示し、パチンコ業界で感染症の問題が鎮静化するまでの間、会員企業においても広告宣伝の自粛を含めた適切な対応を求めていた。
大島克俊理事長はこのほか、「PASS(パス)」(ぱちんこ広告宣伝サーチシステム)の活用をはじめとする情報共有、今だからこそ必要とされるツールの開発、アフターコロナ、ウィズコロナを迎えた暁には、会員の営業機会創出につながる施策提供を模索している事、PAAならではの新型コロナで痛む社会への貢献を検討している事などを報告した。
続いて、篠原弘志相談役は一部の自治体において休業要請に応じないパチンコホールがあり、それがパチンコ業界全体への社会的バッシングにつながっていることへの憂慮や、遊技機の検定に関わる関係各所の動向などについて情報共有した。また、茂木欣人アドバイザーは、現在業界が抱える喫緊の課題は新型コロナウイルス感染症への対策である事を強調し、特に5月以降の対応について認識を深めた。
活動報告では、各担当理事が「“ファン”が選ぶパチンコ・パチスロ大賞2019」受賞企業にトロフィー授与を予定していることや「PAA-AD」ネットワークWGを開催し、掲載媒体拡充への働きかけを実施予定であることなどについて報告を行った。