ユニバーサルエンターテインメントは8日、新型コロナウイルス感染症拡大防止策として開発・製造した紫外線照射装置「UV-C Irradiation Device」をフィリピン共和国へ寄贈したことを発表した。
本製品は、細菌・ウイルスの不活化に高い有効性が確認されているUV-C254nmを中心とした紫外線の波長域に特化し、人感センサーや方向検知センサー等、各種の対人安全装置を備えた実用性の高い製品。同社は、感染症拡大の防止策として、ウイルス不活化効果のある紫外線の中で高い有効性を発揮する波長域を絞り込み、また大量かつローコストで時間を掛けず簡単に設置できる装置が必要との考えのもと、開発に取り組んできた。そしてこのほど、小型で軽量な本製品の開発・量産に成功。感染防止対策の支援としてフィリピン共和国へ寄贈したほか、同社グループが運営するIR施設「オカダ・マニラ」にも設置する。
また、スタンレー電気株式会社と山口大学における新型コロナウイルスでの共同試験データに基づき、スタンレー電気株式会社の協力により本製品の性能評価において高い不活化効果を持つことが確認されたという。
なお、本製品の国内外での販売等は未定だとしている。