フィールズは10日、2021年3月期第3四半期決算短信を発表した。
2021年3月期第3四半期(2020年4月1日~12月31日)の連結経営成績(累計)は、売上高291億8200万円(対前年同期比マイナス21.5%)、営業損失18億6500万円(前年同期は41億1300万円の営業損失)、経常損失16億9000万円(前年同期は39億7000万円の経常損失)、純損失26億7700万円(前年同期は42億8700万円の純損失)となった。
遊技機販売事業においては、パチンコは「新世紀エヴァンゲリオン 決戦 真紅」「ぱちんこウルトラセブン 超乱舞」の2機種、パチスロは「パチスロ モンスターハンター:ワールド」「パチスロ哲也 -天運地力-」「アカメが斬る!」の3機種を主に販売し、累計販売台数はパチンコが2万6586台、パチスロが2万5567台の計5万2153台と概ね予定通りの進捗となった。
また、円谷プロダクションでは、映画「シン・ウルトラマン」の公開に向けて、映画公式Twitterの開設や特報映像の公開等、着実に準備を進めており、マーチャンダイジングは国内外ともに堅調に推移しているとしている。
一方、緊急事態宣言が3月7日まで延長されたことにより、パチンコホールが新台購入を抑制する傾向が当面続くことが見込まれるとして、第4四半期に販売を計画していた6機種のうち「ぱちんこ ウルトラマンタロウ2」をはじめとした3機種の納品を感染拡大の終息が見込まれる2022年3月期第1四半期に延期。これにより、第4四半期の販売台数が2万5000台(当初の計画は7万台)、連結営業損失が3億4000万円(当初の計画は30億6000万円の営業利益)となる見通しであることから、通期連結業績予想を修正。営業損失22億円(前回予想値からの増減額マイナス34億円)、経常損失20億円(前回予想値からの増減額マイナス32億円)、当期純損失33億円(前回予想値からの増減額マイナス36億5000万円)にそれぞれ下方修正した。なお、売上高は現在の市場環境を考慮し開示していない。