日本遊技関連事業協会（日遊協）の人材育成委員会は１９日、令和２年度「第５回女性活躍推進フォーラム」を開催した。会員企業等１８社の女性社員３１名がオンラインで参加した。
総仕上げとなる今回のフォーラムでは６チームが半年間練り上げた企画のプレゼンテーションを行い、投票の結果、Ｅ-Ｇｉｒｌｓ（Ｅ）チームの「あつまれ！配信の森」プロジェクトが最優秀賞に選ばれた。
同プロジェクトは、人気ＳＮＳ「Ｉｎｓｔａｇｒａｍ（インスタグラム）」でのライブ配信や投稿を通して女性同士でつながりを持てる場づくり、研修や情報共有などを行うことを提案するもの。２０代の女性の離職率が高い傾向にあること、２０代のＳＮＳ利用率は８割を超えることを踏まえ、誰でも簡単に使えるインスタグラムによる活用を試みた。
Ｅチームはプレゼンテーションで「店舗で働く女性が、悩みにぶつかってもそれを乗り越え、成長し、イキイキと働ける」「自分一人だけじゃない。知らない誰かに相談しているのではなく、配信の森で話した事のある○○さん！とわかり、転勤先や隣の店舗でも仲間を感じられる」「配信の森から新しい企画や制度が生まれ、女性の力で、今よりもっと会社をよくしていくきっかけになれば、最高です」と訴え、即効性、入りやすさなど、情報の共有・共感につながると高評価につながった。
担当役員の都筑善雄理事は参加企業、関係者の協力に謝意を述べるとともに、「コロナ禍という事で全てオンラインでの開催になり、戸惑いや不安があったかもしれないが、逆に普段の業務では触れる事のない、最新のオフィスツールを使ってのフォーラム参加、また育児などと両立されている方にとっては、オンラインだからこそ参加できたという声もいただき、新しい発見もあった。パチンコ業界においても、時代の変化への対応など、各社必要性を感じた１年だった。フォーラムでの経験を今後の皆様のキャリアに大きく活かしていただきたい」と呼び掛けた。