日本遊技関連事業協会(日遊協)は18日、パチンコホール来店者を対象に実施した「2020年パチンコ・パチスロファンアンケート調査」の結果を発表した。
同調査は、パチンコ・パチスロファンの特性、プレー実態、ニーズ等とその動向変化を把握するための定点観測調査として位置付けられ、依存問題への対応や業界の行う様々な社会貢献活動・広告活動へのファンの認知度や評価について調査分析し、業界のあるべき方向性を探るなど、今後の業界の発展を目的に行っているもの。今回の調査は昨年11月11日~12月16日までの期間、会員企業の運営ホール、九遊連青年部ホールなど21社・154店舗で実施し、2770人のから回答が得られた。
健康増進法改正に伴うパチンコホールの禁煙化に関して、遊技時禁煙による意向を尋ねたところ、パチンコ・パチスロの頻度は禁煙になる前と変わらない人が多かった(75.4%)。喫煙者に限定すると数値は下がるものの、「変わらない」は65.4%。また、滞在時間についても頻度と同様の傾向で、禁煙になる前と変わらない人が多かった。
新型コロナウイルスの影響・対策評価については、ホールに行く頻度は「変わらない」が55.0%、「前年より増えた」が11.6%、「前年より減った」が33.5%だった。増えた人の理由は時間やお金の余裕ができたこと、減った人の理由は新型コロナウイルスの感染リスクへの懸念が上位となっている。
また、パチンコホールが休業要請に協力したことについては、73.5%が評価しており(「評価する」と「まあ評価する」の合算)、「新型コロナウイルス感染症の拡大予防ガイドライン」については半数以上(58.6%)がポジティブな評価をしていることが分かった。