ユニバーサルエンターテインメントは13日、2021年12月期第1四半期決算を発表した。
それによると連結経営成績(累計)は、売上高146億6900万円(前年同四半期比マイナス64.0%)、営業損失40億4000万円(前年同期は58億7600万円の営業利益)、経常損失19億6100万円(前年同期は29億1400万円の経常利益)、四半期純損失52億600万円(前年同期は純利益31億2300万円)で減収減益。
パチンコホールの新台入替に対する慎重な姿勢は依然として続いており、パチスロ・パチンコ機の市場供給が低調に推移した中、遊技機事業ではカプコンとの業務提携による遊技機第1弾となる「パチスロ バイオハザード7 レジデント イービル」と「Pアナザーゴッドポセイドン-怒濤の神撃-」の2タイトルを市場投入。販売台数はパチスロ6157台(前年同四半期は1タイトル4万8752台)、パチンコ6551台(前年同四半期は1タイトル3879台)となった結果、売上高は53億8300万円(前年同四半期比マイナス78.2%)、営業損失は15億2500万円(前年同期は95億700万円の営業利益)と、大幅な減収となった。
第2四半期は、人気アニメとのタイアップ機で初の遊技機化となる「SLOTアルドノア・ゼロ」とバジリスクシリーズから「Pバジリスク~甲賀忍法帖~2 朧の章」の導入、そしてファン待望の新コンテンツ「Pバジリスク 桜花忍法帖」を販売するなどし、独自性のある魅力的な遊技機創出に努めていくとしている。
また、統合型リゾート(IR)事業においては、売上高89億4500万円(前年同四半期比マイナス43.1%)、営業損失3億8600万円(前年同期は17億2100万円の営業損失)と低迷。調整後EBITDAも14億3900万円(同マイナス33.6%)となった。ゲーミング事業に加え、ホテル、飲食事業においても一部営業を再開したものの、今年3月に新型コロナウイルス変異株により感染者が急増したため、マニラ首都圏他4州に強化されたコミュニティ隔離措置が発令され、3月29日から4月11日まで経済活動が停止したことが影響した。
なお通期の連結業績予想については、引き続き未定としている。