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コロナ禍により売上・粗利規模が激減 ダイコク電機が「DK-SIS白書2021年版」発刊

ダイコク電機は8日、DK-SIS白書2021年版の発刊記者会見をオンライン開催。2020年は新型コロナウイルスの影響で、売上規模は14.6兆円(対前年比マイナス5.4兆円)、粗利規模は約2.35兆円(同マイナス0.89兆円)と推計。それぞれ前年より27%減少した。

同白書はDK-SIS会員の実・営業データを基にパチンコ市場を分析・推計したもの。2021年3月末時点のデータ送信遊技機台数は144万台と、全体の約36%をカバーしている。なお、市場の本質は「客の負け金額=粗利」から見えてくるとして、同白書では粗利を分析の軸にしている。

会見には、大上誠一郎代表取締役社長、DK-SISの片瀬宏之室長が出席。大上社長は「昨年は新型コロナウイルスによって大きなダメージを受けた。しかし、厳しい市場環境の中でも遊タイム機や好業績の新規則機の登場など、徐々にではあるが良い兆しも感じている。当社では、ファンに安心して遊技していただけるだけでなく、ホール従事者の方も安心して働ける製品やサービスの提供に努めている。ホール様の業績回復、パチンコ業界の信頼回復を支援する一助になればと考えている」と述べた。

片瀬室長は、2020年のポイントとして「新型コロナウイルスの影響を受け、マイナス27%という厳しい状況だった」「規則改正の経過措置」「パチンコの業績が低迷する中、遊タイムなど明るい兆し」「パチスロの業績不振」の4点を挙げた。4円パチンコにおいて時間粗利が約50円上昇した点について「遊技者をいじめる良くない風潮」と警鐘を鳴らした。また、1円パチンコなどのデータから、常連ファンは戻りが早かったと結論付けた上で、年配ライトユーザー層の戻り(営業展開)をカギとした。パチスロについては、「低迷が続き厳しい状況。計画的撤去が進められているが、新台の遊技機価格の高騰化の傾向が見られ、白書を参考にするなどして確実に業績貢献する遊技機を探って欲しい」とした。

ダイコク電機株式会社

イスラ
イスラ
遊技者をいじめるのはよくないらぁ。
パチンコ店も大変ってことなんじゃないかな。
ジーマ
ジーマ

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