ダイコク電機は1日、「DAiKOKU DiGiTAL EXPO」と題したWEB展示会&セミナーをスタートした。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、9月14日までオンライン開催している。
大上誠一郎社長は、「ダイコク電機は、先の見えない厳しい市況の中でも粘り強く業績向上に努力しているホール企業様の意志ある変化に寄り添い、常に頼られるパートナーであり続けたいと考えている。今回の展示会では皆様の変化に対する強い意志とそこにダイコク電機のデジタル技術が合わさることで引き起こされる『ダイコクDX』の世界も垣間見て頂くことができる」と挨拶した。
セミナー初日の第1部(午前の部)は、MIRAIGATE-SIS統括部首席講師の片瀬宏之氏と上席講師の服部祐治氏が担当した。
片瀬講師は、2020年~2021年の業界概況として、売上20兆円、粗利3.2兆円(2019年)から、2020年は売上14.6兆円、粗利2.35兆円と27%ダウンだったと推計(暫定値)。そして、2021年上期(1月~6月)では、売上7.3兆円、粗利1.2兆円と推計(6%アップ)。2021年全体の予測については「2020年と同じ位か、ダウンの可能性がある。それだけ今年は大事な時期であり、トレンドの見極め、効率的な投資が重要」と指摘。続いて、「4円パチンコ、20円パチスロの業績推移とパチンコ新規則機とパチスロ6号機業績の実態」「シェア別業績変化から見えた業績を効率よく上げるパチンコ、パチスロのシェアバランス」について解説。また、パチスロの業績を上げるカギとして、ノーマルタイプの運用方法や好業績ATタイプの見極め方などについて解説した。
服部講師は、「パチンコ業績を飛躍的に向上させる機種管理フロー」として、推測最大MY、新台初週のアウト支持率など遊技機の導入から撤去までに確認すべきポイントを紹介。続いて、パチンコ1個賞球機の業績を向上させるためのチェックポイントを解説した。
デジタル展示会サイトでは、「省力・省人化」「業績アップ」「FanFirst」などの製品・サービスを紹介。また、「申請書システム連携」「データロボモバイル」「景品バイキング」といった参考展示コーナーを設けた。