ユニバーサルエンターテインメントは１６日、元取締役会長・岡田和生氏（以下、岡田氏）に対する責任追及訴訟に関して、同社の主張を全面的に認める内容の判決が確定したと発表した。
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同社は、特別調査委員会の調査の結果、岡田氏が「Ｔｉｇｅｒ Ｒｅｓｏｒｔ Ａｓｉａ Ｌｉｍｉｔｅｄ（以下、「ＴＲＡ」）から第三者への貸付け」「ＴＲＡからの小切手振出し」「Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｅｎｔｅｒｔａｉｎｍｅｎｔ Ｋｏｒｅａ ｃｏ．， ｌｔｄによる担保提供」の３件の不正行為を行った事実が明らかになり、２０１７年１１月、東京地裁に岡田氏の同社取締役としての任務懈怠により同社が被った損害の一部の支払いを求める損害賠償請求訴訟を提起。２０２０年２月、東京地裁より同社の主張を全面的に認める判決が言い渡され、これを不服とした岡田氏による控訴についても、２０２０年９月に、東京高等裁判所より同社の主張を全面的に認めて岡田氏の控訴を棄却する判決が言い渡された。これについて岡田氏は、最高裁に上告および上告受理申立てを行っていたが、９月１４日、最高裁より岡田氏による上告を棄却し、本件を上告審として受理しない旨の決定が出された。
