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ユニバーサルの第3四半期決算、「オカダ・マニラ」の営業停止が響き減益

ユニバーサルエンターテインメントは11日、2021年12月期の第3四半期決算を発表。それによると連結経営成績(累計)は、売上高576億8300万円(前年同期比マイナス25.2%)、営業損失43億3000万円(前年同期は営業利益78億200万円)、経常損失77億3500万円(前年同期は経常損失3億9400万円)、純損失183億9800万円(前年同期は純損失68億1300万円)。減益の理由として、統合リゾート施設「オカダ・マニラ」における営業停止した施設の当該期間に係る固定費(減価償却費等)70億4600万円を販売費及び一般管理費から特別損失に振替したためとしている。

遊技機事業においては、パチスロ機では「新ハナビ」「SLOT劇場版魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語」、パチンコ機では「Pナムココレクション」を販売。パチスロ2機種は当該期間内の全てのパチスロ販売機種の中で上位の販売台数を記録し、販売台数はパチスロ機4万6867台(前年同四半期は1万2234台)、パチンコ機2999台(前年同四半期は2500台)となった結果、売上高351億8800万円(前年同期比マイナス36.7%)、営業利益49億4600万円(同マイナス77.5%)で減収減益となった。

第4四半期は、独自性のある魅力的な遊技機創出に努め、魅力ある遊技機を通して、遊技機業界全体の活性化に貢献していくとし、パチスロ機では「泡盛」「沖ドキ!DUO」、パチンコ機では「Pデビルメイクライ4 クレイジーバトル」を販売。4万4800台の受注を見込む。

統合型リゾート(IR)事業においては、売上高217億700万円(前年同期比プラス5.6%)、営業損失25億4100万円(前年同期は76億2400万円の営業損失)。なお、調整後EBITDAも19億300万円の黒字(前年同期は27億5800万円の赤字)となったが、フィリピン政府による新型コロナウイルス感染症対策に係る規制により「オカダ・マニラ」の運営が制限されたことが響いた。

なお通期の連結業績予想については、引き続き未定としている。

株式会社ユニバーサルエンターテインメント


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