ダイコク電機は１２日、２０２２年３月期の第２四半期決算を発表。売上高１２０億４７００万円（前年同期比プラス８．５％）、営業利益８億６３００万円（前年同期は営業損失１億８５００万円）、経常利益は９億１９００万円（前年同期は経常損失１８００万円）、純利益は６億７８００万円（前年同期は純損失４８００万円）となった。
情報システム事業においては、新規則機への入替が優先され、 新規出店等の大型設備投資を控える厳しい状況が継続するなか、パチンコホールの一部をパチスロ機からパチンコ機へ変更する小規模な改装工事の増加に伴い、 パチンコ機向け情報公開端末「ＲＥＶＯＬＡ」やＣＲユニット「ＶＥＧＡＳＩＡ」の販売が順調に推移。 また、感染症対策及び省人化対策としてホールスタッフを介さず、プリペイドカードの残高精算から賞品交換までをワンストップで行えるＰＯＳシステム「ワンストップセルフカウンター」の導入も好調に進んだ。その結果、売上高９１億８７００万円（前年同期比プラス１２．０％）、セグメント利益は１３億４６００万円（同プラス１４９．３％）と増収増益。
制御システム事業においては、パチンコ機向けの販売が好調に推移したことに加え、新たにパチスロ機の受託製造を開始したことにより、遊技機メーカー向け表示・制御ユニット等の売上は前年同期を上回った。しかし、部品・その他の販売は前年同期を下回り、売上高２８億６６００万円（前年同期比マイナス１．１％）、セグメント利益２億６５００万円（同プラス７０２．０％）となった。
なお、通期の連結業績予想に変更はなく、売上高２６０億円、営業利益８．５億円、経常利益１０億円、当期純利益６．５億円を見込む。