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大阪府・市、IRに関する住民向けの説明会スタート

大阪府と大阪市は、大阪市此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)への誘致を目指しているカジノを含む統合型リゾート(IR)に関して、1月7日より住民に理解を求めるための説明会をスタートした。説明会は、府と市の担当者がIRの整備計画についてパブリックコメント概要版の資料を用いて説明した後、参加者からの質問に答える形式で実施された。

7日には大阪市中央区の大阪産業創造館で開かれ、約80人が参加。翌8日には大阪市住之江区の大阪府咲洲庁舎・咲洲ホールで開催し、約30人が参加した。両日とも質問タイムでは、ギャンブル依存症等のリスクや会場の土壌改良に必要となる790億円の公費負担などについての説明が不十分とする批判の声が相次いだ。

大阪府と市はIRについて、カジノのほか、国際会議場や展示場、大型の宿泊施設などを作る整備計画案を2021年12月にまとめた。これを受け、パブリックコメント(2021年12月23日~2022年1月21日)、説明会(11回)、公聴会(4回)を設けたうえで、今年4月までにこの計画を国に申請する方針。


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