兵庫県遊技業組合連合会青年部会(兵遊青)は12日、神戸市中央区のANAクラウンプラザホテル神戸において第47回定時総会を開催。任期満了に伴う役員改選では、新井稔史氏を新部会長に選任した。なお、3期6年に渡って部会長を務めた米田邦広氏は相談役に就任している。
新井新部会長は就任の挨拶で、「業界はパチンコ依存問題、広告宣伝のあり方、新型コロナウイルス感染拡大防止対策等、課題が山積みしている。取り巻く環境は非常に厳しく、私たち青年部会員に課せられた使命はとても大きいと感じている。このような状況の中、一致団結してこの難局を乗り越え、先輩たちが築いてこられた身近で手軽な大衆娯楽の確立を目指して健全営業の徹底を図るなど、効果的な活動を試みたい」と抱負を述べ、青年部会活動への理解と協力を呼び掛けた。
議事終了後に催された記念講演では、日本旅行の平田進也氏が「浪速のカリスマ添乗員が教えるほんまもんのサービスはこれや」を演題に講演。平田氏は自ら企画し、添乗員まで務める人気ツアーを紹介したうえで、「発想の転換は重要。お客が来ない来ないとただ言うだけでなく、どうしたら来てもらえるのかを考えればいくらでもやり方はある」と述べ、最後は「いちパチンコファンとして応援している。お客さんに夢と楽しい時間を与えていただきたい」と締めくくった。
来賓祝辞では、兵庫県警察本部生活安全部保安課の藤猪史郎課長、兵庫県遊技業組合連合会の平山龍一会長らが登壇。藤猪課長は「先人たちの長い努力の道のりを振り返りながら、良き伝統をしっかりと受け継いだうえで、新たな発想と若いエネルギーでこれからの業界を力強くリードしていただきたい。依存問題などこれからも取組むべき課題は多いと思うが、社会の変化にスピード感を持って対応し、営業の健全化に向けた取組みに尽力することを期待している」と述べた。