ここ最近になってパチンコ店の「駐車場敷地内」には色々とお店が出店しているケースが増加中です。最初からパチンコ店の建物と一体になっている複合施設的なモノとは違って、後から造られて商いをしているモノが増えてきているのです。
ちなみに複合施設として私が以前視察したものの中では、数年前に新潟県新潟市にオープンしたパチンコ店「MIDガーデン堀之内」(エム・アイ・ディ ジャパン)が印象的でした。
同複合的商業施設は「ガーデンタウン」という名称でした。併設のパチンコ店より先にオープンしており、そこでは24時間営業のコインランドリーやセルフ式そば屋、ラーメン店やカフェラウンジが展開されています。その際に私はそば屋で食しましたが、パチンコ店のお客さんだけでなく、お昼時には近くの会社の方々も利用されている様子でしたね。
今回のテーマは、(こうした複合施設とは異なり)「駐車場敷地内」に後から造られて商いを行っているケースに焦点を当てたものです。
今年6月、埼玉県三郷市のパチンコ店『ダイナム戸ヶ崎店』の駐車場敷地内に、あのテリー伊藤さんがプロデュースした「から揚げの天才・戸ヶ崎店」がオープンしました。コンテナっぽい建物ですが、イメージカラーの黄色で目立ちます。オープン時にはテリーさん本人も出店祝いに来ていたようですね。
同店はから揚げだけでなく、弁当なども販売していました。視察時はちょうどお昼時でしたが、数分おきに弁当を買うお客様が多く見受けられました。私も「のり弁」を購入しましたが作り立てで美味しかったです。弁当もから揚げなども、おそらく出来立てにこだわっていると思われます。今回弁当を注文した際には、出来たことを知らせるタイマーのような器具を渡されました。
ちなみに「から揚げの天才」は、居酒屋大手の「ワタミ」が手掛けたものと認識しています。在京AMラジオ番組で『渡邉美樹・5年後の夢を語ろう!』があり、ワタミ創業者の渡邉美樹さんとテリー伊藤さんによる番組内での企画で生まれたものですね。
なお、ダイナムといえば、併設している飲食店としてグループ会社「日本ヒュウマップ」が経営している「めん六や」があります。同戸ヶ崎店でも店舗の奥にありましたが、「から揚げの天才」と競合するカタチですね。
店舗の向かいにはスーパー「ベルク」があって弁当などを購入できますので、食事をする際には「めん六や」「から揚げの天才」「ベルク」のどれかに選択することに。まあ食事処の売上が多少減ったとしても、パチンコのお客様が少しでも増えたら十分だと思います。
特に郊外型パチンコ店では、駐車場のキャパに余裕のある場合も少なくありません。有効活用できれば、パチンコ店の集客にも繋がることでしょう。こうしたケースがこれからますます増えそうな気がします。注目していきたいですね。
■プロフィール
拝 二刀(おがみ にとう)
パチンコ歴20年以上のホール従業員。最近は財布事情も厳しく、公休日のパチンコは低貸パチンコのみ。条件が良ければ高速道路を使って片道1時間のホールまで打ちに行くマスクを被った変わり者。さらに、最近オープンした「ゲームセンタータンポポ」に足繁く通っている。
スッカスカの駐車場を埋めるよいアイデア、賃料がほぼ無料だろうから起業したい若者たちにチャンスを与えてやって欲しい
勝ってたらご機嫌だし、負けてたら不機嫌か、ぼったくりとか遠隔とか言われこともあるらしいので、パチンカス相手の飲食業、特に移動販売は大変だと思う。
移動販売は衛生面に注意しないと、空調悪くて汗が混入してもおかしくないからね。