SANKYOは8日、2014年3月期決算短信[日本基準](連結)を発表した。業績の大きく落ち込んだ前期より売上を5割上乗せし、利益額も大幅に増加した。ただしパチンコで期待通りの販売となったのは「CRF機動戦士ガンダム」と「CRヱヴァンゲリヲン8」の2タイトルのみで、ほかの機種では「苦戦を強いられ」たという。
SANKYO、ジェイビー、ビスティの3ブランドを合計した販売実績は、パチンコ11タイトル29万1967台(前期8タイトル16万6939台)、パチスロ6タイトル11万6291台(前期7タイトル9万9208台)。来期の業績予想では、パチンコ39万6500台(対前期プラス10万4533台)、パチスロ7万5000台(同マイナス4万1291台)の販売を予定し、売上の拡大を目指すも、利益面では販売単価の減少とリユースモデルの増加により3割程度減少すると見込む。
2014年3月期の連結経営成績は、売上高1584億5300万円(対前期増減率プラス52.1%)、営業利益280億2300万円(同プラス299.0%)、経常利益301億4400万円(同プラス217.7%)、当期純利益224億円(同プラス282.7%)。
2015年3月期通期の連結業績予想は、売上高1720億円(対前期増減率プラス8.5%)、営業利益192億円(同マイナス31.5%)、経常利益209億円(同マイナス30.7%)、当期純利益142億円(同マイナス36.6%)。次期にはパチンコのリユースモデルを積極的に推進することによって販売シェアの拡大を図る。
9日に開催された決算説明会の資料によれば、タイトルごとの販売台数は次の通り(パチンコの販売台数1万台未満、パチスロの5000台未満については非開示)。
▽「CRF機動戦士ガンダム」8万1600台
▽「CRマジカペ」1万3600台
▽「CRFタイガーマスク2 Y/魂」1万200台
▽「CRゴーストNEO」1万3500台
▽「CRヱヴァンゲリヲン8」7万5700台
▽「CR鉄拳」1万8700台
▽「CRF機動戦士ガンダムY/YS」2万4700台
▽「CRヱヴァンゲリヲン8 Y」1万2800台
▽「CRF海猿」1万500台
▽「創聖のアクエリオンⅡ」4万1500台
▽「ボンバーパワフルⅡ」9400台
▽「ウルトラマンウォーズ」2万3400台
▽「機動戦士ガンダム」2万5100台
▽「ヱヴァンゲリヲン 決意の刻」1万3000台
[5月12日・日刊遊技情報]