東京都渋谷区の「渋谷駅」周辺といえば、よくテレビに出てくるスクランブル交差点やセンター街などがすぐに思い浮かぶことでしょう。渋谷という地名からしても分かるように、駅付近が谷になっています。その両脇周辺には「道玄坂」や「宮益坂」といった坂に挟まれている地形ですね。
今回はそんな「渋谷駅」周辺におけるパチンコ店を視察しました。開店してからすぐの飛び込み状況をリポートします。なお、現状の渋谷駅周辺は『エスパス』(日拓リアルエステート)と『楽園』(浜友観光)の2法人4店舗しか展開していません。以前は業界最大手の『マルハン渋谷パチンコタワー』もありましたし、その他中小店舗も存在していたんですけどね。
視察したのは2022年11月19日(土)の10時30分頃。まずは『楽園渋谷駅前店』からです。4店舗の中では比較的新しい店舗といえるでしょう。『ガイア渋谷駅前店』からの居抜きですが、新たに島などを変更してのオープンでしたね。
期待感をもって入店しましたが当日の全体稼動率はかなり厳しめに映りました。テナントビル内で地下から多層階での営業です。テナントのエレベーターを使えますが、店内では階段での移動がメインでしょう。駅直結ですがその多層階への移動も集客には少なくからず影響しているのかもしれません。
同じく駅に直結している『エスパス』は2店舗ともに「新館」と「本館」が細い道に向かい合って営業しています。「新館」はパチンコもスロットも高レートのみ、「本館」はどちらも高・低レートのハイブリッド営業でした。
2店舗の稼動率を比較すると視察時は「新館」がやや高かったです。ちなみに『エスパス』といえば新宿歌舞伎町店のイメージがあるのですが、そこでは出入口でのお出迎えやお見送りなどをしつつ、次の日以降の来店を促す行動も行っていました。しかし渋谷の2店舗ではそれらが見られなかったのは少し残念ですね。それでも稼働状況は総じてさすがと呼べるものでした。
最後は『楽園渋谷道玄坂店』です。『エスパス本館』と営業形態は似ていますが、残念ながら各レートの稼動率が視察時はやや下回っていました。それでも1階と2階では従業員さんがプラカードを持って色々とご案内をしていたのは好印象でしたね。
いずれにしても今回の視察時にはエスパスが楽園をだいぶ上回っていた印象です。いちユーザーとしては渋谷では日拓が強いイメージがありましたが、とりあえずイメージ通りといった感じでしょうか。
なお、今回は『楽園』の視察が最大の目的でした。間もなく東京上野に『楽園アメ横店』がオープン予定です。池袋・渋谷とオープンして初めて上野での営業展開です。JR中央線沿いのドミナントといえば『メッセ』が話題ですが、JR山手線のドミナントを『楽園』は望んでいるような感じも受けました。今からオープンが楽しみですね。
■プロフィール
拝 二刀(おがみ にとう)
パチンコ歴20年以上のホール従業員。最近は財布事情も厳しく、公休日のパチンコは低貸パチンコのみ。条件が良ければ高速道路を使って片道1時間のホールまで打ちに行くマスクを被った変わり者。さらに、最近オープンした「ゲームセンタータンポポ」に足繁く通っている。
エスパスは自己所有の物件かもしれないけどどの店も建物が安っぽいね。まあ玉が出ればいいんだけど。
関係ないけどエスパスってイースペースって読めるね