『西陣』が廃業することを発表したのは3月1日のこと。「人生の1割くらいは、遊んでいい。」そんなキャッチコピーの元で、数々の名機を世に送りだしてきた老舗のパチンコメーカーである。
同社が「破産・倒産」ではなく「廃業」となったことは、昨年民事再生を申請した『高尾』の件以上にインパクトの大きいニュースだったといえるかもしれない。
そんな中で、合同労働組合である「全労連・全国一般労働組合東京地方本部」では公式ツイッターにて以下のようにツイートして話題となっている。
パチンコ・西陣の廃業は許さない!1951年創業のパチンコ台販売の老舗「西陣」が3/1突如“廃業”を宣言、全員に退職勧奨すると通知しました。長年活動してきた西陣労組は、事前協議合意協定違反として緊急に団交を開き「理由なき廃業は撤回せよ」と迫っています。皆さんのご支援を宜しくお願い致します。 pic.twitter.com/4YpAtAXCZx
— 全労連・全国一般労働組合東京地方本部 (@tokyotihon) March 9, 2023
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パチンコ・西陣の廃業は許さない!1951年創業のパチンコ台販売の老舗「西陣」が3/1突如“廃業”を宣言、全員に退職勧奨すると通知しました。長年活動してきた西陣労組は、事前協議合意協定違反として緊急に団交を開き「理由なき廃業は撤回せよ」と迫っています。皆さんのご支援を宜しくお願い致します。
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もともと労働組合が強いとされていた同社であり、こうしたケースを危惧する声は当初から聞き漏れていたもの。しかし廃業を決断するには当然それなりの理由があるはずで、個人的にはさすがに如何ともし難いように思えるのが正直なところだが、果たしてどうなるだろうか。
倒産したら退職金も出なくなるし、取引先や銀行からの借金は踏み倒しになるわけだし、英断とは思うが、労使良く話し合わないとね。
許さないと言われても経営継続不能だから廃業するわけで。採算の取れる見込みのない会社がどうやって撤回しろと言うのか。会社は延々と借金膨らませて労働組合員に金を配るボランティアじゃない。労組が許さなかろうと無理なもんは無理だろうよ。