少し前のコラムで、仕様なのかバグなのか分からない「エヴァ魂の軌跡」の「謎の設定6確定演出」を紹介した。早いうちから世間に広まると一気に稼働が飛びかねないので、おそらくバグの一種なのでは?・・・と私は思っている。
ある意味、ゲームでいえば攻略法、裏技的な類のものだと思ったのだが、その昔、パチスロでもこの手のシステムの隙をついた「攻略法」は確かに存在した。
今回はその中でも有名な3つの攻略法を紹介したい。
コピー打法
2001年頃に発覚したサミー系のパチスロ機で有効だった裏技。
やり方は「レバーを手前に引きながらゆっくり上にあげる」だけ。
これをすると、「前ゲームの成立役がコピーできる」。
「獣王」ではAT抽選契機である「純ハズレ」をコピーすればAT当選率が上がるのはもちろん、「特定小役の成立」がAT突入条件となっていた「ダブルチャレンジ」ではAT自体をコピーできるという恐ろしい攻略法。
原因は、「レバーをゆっくり下げると、電圧の差によりフラグ抽選の信号が出る前にリール回転の信号が先に出てしまう。十分に下げきる前にレバーを戻すと、リールが回転してもフラグ抽選をしない状態になるが、設計上前回のRAMに残っているので、同一役が成立する」
※ウィキペディアより抜粋
その時代を知らない自分でもやり方だけは知っている超有名な攻略法。しかもやり方が簡単。世間に発覚後も数日は打てたという話も聞くので、試してみた人は1番多い攻略法かもしれない。
「中段チェリー」とかコピーしてみたい・・・。
世界全滅打法
やり方
「清算ボタンを点灯させる→BETボタンを押しながらコインを1枚投入→清算ボタンを押しながらレバーオン→ストップボタンのランプ点灯で清算ボタンを離す→中段以外に7をテンパイさせる→メダルを2枚投入→7をテンパイライン上にビタ押しで止める→7が揃ってBIGボーナス」
いわゆる特定の手順をふむ「セット打法」と呼ばれる類の攻略法。手順は「コピー打法」に比べてちょっと面倒なのと、7のテンパイライン等によっても若干手順が変わるとか。
「ドラクエ」で有名なバグ業である「ひとしこのみ」あたりに近い裏技だろうか。
2号機時代「リバティーベル」(1990年導入)などのユニバーサル系の機種で使えたらしく、原因としては「部品の不備」をついた攻略法だったとか。
やり方が特徴的すぎるうえに7が揃うものだから、ホールで見かけたら怪しさ満載(笑)
※やってる方も人に見られないよう細心の注意を払うだろうが
とにかく名前が物々しいが、これは当時の攻略誌が命名した名前らしい。
小役回収打法
やり方は「特定図柄を逆押しで狙う」だけ。
特定図柄を逆押しで狙うことで成立役が分かり、順押しで取りこぼす制御の小役を取ることができるので、コイン持ちが劇的にアップ。
これだけ聞くとたいしたことがないように思えるが、この手順をすることで、機械割はなんと「設定1でも120%超」と、凄まじいものになるとか。(設定6なら140%超だとか)
時期は1999年頃で、「ファイヤーコング」等のオリンピア系の台で使えたらしい。
簡単だけど、みんなが順押ししてるのに一人だけ逆押しをしてる人がいたら、かなり目立ちそう。(初代「北斗の拳」とかでも皆やってるからと中押ししてるおじいちゃんとかいたし)
まぁ、こういう攻略法を駆使する人っていうのは、そのへん特に注意して稼働してるとは思うが。
こういうガチの攻略法って昔はあったけど、今じゃ全く聞かれなくなったのはやはり技術の進化なんだと思う。不具合から新たな攻略法が発覚する可能性もゼロではなさそうだが。
世界全滅はその名の通り
ユニバーサル(世界)の台が全滅だから世界全滅であってとくに捻ったネーミングというわけではない
正確にはコピーではなく、レバオン時の子役抽選を回避して前ゲームの成立役を保持するんだけどね。