パチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。直近のパチスロ新台導入評価(2022年10月~2023年3月の6カ月間の評価)を元に考察を行っていく。
ではまず上位500店舗が該当する「S」評価店舗数が20店舗以上ある都道府県は下表の通りとなる。
| 都道府県 | 店舗数 | S店舗 | S前月 | 差分 |
| 愛知県 | 385 | 66 | 57 | +9 |
| 東京都 | 510 | 49 | 51 | ▲2 |
| 神奈川県 | 351 | 43 | 40 | +3 |
| 福岡県 | 275 | 36 | 36 | 0 |
| 千葉県 | 275 | 31 | 36 | ▲5 |
| 茨城県 | 179 | 28 | 26 | +2 |
| 埼玉県 | 301 | 27 | 30 | ▲3 |
| 大阪府 | 476 | 25 | 28 | ▲3 |
この表を見ていくと、前回調査時より「S」ランクの店舗数が最も多くなった「愛知県」が、さらに「S」ランクの店舗数を9店舗も増加していた。他の上位の県を見ると、前回よりも店舗数が減少しているところが多い中であるので、パチスロにおいて「愛知県」の導入頻度は圧倒的であると言えよう。
また、その他10店舗以上ある都道府県は、北海道・岐阜県(16店舗)、三重県、岡山県(以上14店舗)、静岡県(13店舗)、福島県(11店舗)、群馬県(10店舗)となっており、逆に1店舗も該当しない県は前回同様5県が該当した。
また「S」ランク店舗は少ないものの、「A」ランク店舗が多い県として、栃木県(「S」:4、「A」:11)、長崎県(「S」:3、「A」:13)、熊本県(「S」:3、「A」:11)があげられる。
「熊本県」はパチンコにおいては「S」ランクの店舗が14店舗で、その比率は全国2番目に多かったことと比較すると、パチスロはそこまで入替に積極的でない様子がうかがえた。
では、「S」ランク店舗の比率が高い都道府県を見ていくと、10%を超えている都道府県は下表の通りとなった。
| 都道府県 | 店舗数 | S比率 | 前回比率 |
| 愛知県 | 385 | 17.1% | 14.6% |
| 三重県 | 87 | 16.1% | 12.6% |
| 茨城県 | 179 | 15.6% | 14.4% |
| 岐阜県 | 113 | 14.2% | 11.4% |
| 福岡県 | 275 | 13.1% | 13.1% |
| 岡山県 | 112 | 12.5% | 10.6% |
| 神奈川県 | 351 | 12.3% | 11.1% |
| 千葉県 | 275 | 11.3% | 13.0% |
| 群馬県 | 91 | 11.0% | 13.2% |
| 鳥取県 | 39 | 10.3% | 10.3% |
| 宮崎県 | 88 | 10.2% | 10.0% |
この表を見ていくと、東海3県(愛知県、岐阜県、三重県)の「S」ランク店舗の比率が非常に高くなっている。比較的30パイ機の設置比率が高い地域であり、3月に「キングハナハナ-30」の導入が始まった影響だと思われる。
パチスロに関しては、愛知県を中心に東海エリアの各店舗が新台導入に積極的な様子がうかがえた。地域によって偏りは見られるが、今後も同じような傾向が続くのだろうか。
次月以降も引き続き見ていきたい。


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