4月上旬からスタートした怒涛の新台入替RUSHの最後を飾るのはスマートパチンコ(スマパチ)「ぱちんこ 新・必殺仕置人S」だ。4月上旬から順次導入が始まったスマパチだが、「e聖闘士星矢 超流星CliMAX349」、「eルパン三世 THE FIRST」の2機種は既存ミドルタイプの追加スペックということで新鮮味に欠けていた。完全新作かつ新枠での登場となった「新・必殺仕置人S」が事実上のスマパチ導入開始の号砲としてホール・ユーザー両者から期待を集めている。
引き続き、新台の大量導入が行われた東京上野駅周辺エリアおよび大阪・千日前エリアにおいて導入日に視察を行っている。「北斗」、「ハーデス」、「ゴブスレ」と大量導入の連続で盛り上がったパチスロに対して、パチンコ側はそれなりの導入数だったが「ダンバイン2」、「炎炎ノ消防隊」ともに過剰導入となり苦戦を強いられていた。
「仕置人」は販売台数の関係から導入規模は控えめとなっており、上野周辺店舗でも1店舗あたりでは8~20台しか導入されていない。そのため15時頃の稼働状況は当然ながらほぼ満席となっていた。
一方、千日前エリアでは24日時点で「仕置人」導入ホールは『楽園なんば店』『マルハンなんば本館・新館』の3店舗のみ。台数は『楽園』が18台、『マルハン』2店舗はいずれも8台と、こちらも導入規模は控えめで、16時に視察した際は全台が満席となっていた。ただ立ち見が出るほどではなく、「スマスロ北斗」導入時のような特別な盛り上がりは感じられなかった。なお、未導入店舗も導入を予定しているようであり、『大東洋なんば店』では近日導入とアピールされていたほか、『ARROW namBa HIPS』は翌日が入替検査のため「確変時短持越しサービス」を利用できない旨の案内が掲示されており、25日に「仕置人」を導入すると思われる。
出玉については極端な爆発力はないものの、高継続率+(疑似)ロングSTということで右打ちを消化中の台も複数あり、最近の機械の中では独自性の高い、「遊べる」スペックを有していると見ていいだろう。
また新枠は巨大なギミック等の搭載を控え、データランプもしっかりと見える設計になっている一方で、下部は注目の「レストハンドル」や「スーパーウーファー」といった機能が多数搭載されている。特にこれまでのハンドルと異なる「レストハンドル」は興味を惹くようで空席となった台のハンドルを少し触ってみるというユーザーも多数見かけた。筐体の見た目ではなく、遊技するユーザーが体感できるギミックに力を入れている点は好印象だ。また、筐体の持ち玉カウンターにはスマホを立てかけるための突起があり、何人かははそこにスマホを置いて動画を観ながら遊技していた。
まずは堅調なスタートを切った「仕置人」だが、店舗やエリア全体の稼働状況はGWを控えていることもあって陰りが出ている。パチスロ側は「スマスロ北斗の拳」が抜群の稼働を維持しているが、一部店舗では「ハーデス」や「ゴブスレ」も空席が増えている。パチンコ側もまともに席が埋まっているのは新台の「仕置人」のみという光景が大半で、ようやくスマパチの数が揃ってコーナー化しても「星矢」や「ルパン」が動かない。現状では「仕置人」という新機種に客がついているだけで、「スマパチ」が盛り上がっているとは言い難い。「仕置人」が入ってもまだまだスマパチ始動との印象はなく、二の矢、三の矢と話題機の投入に期待したい。
あ〜ホホホイホホホイホホホイほーい!
パチンコ万歳!!