人によって遊技機の評価はさまざまだ。単純に好みの問題もあるだろうが、その台での「成功体験」というのも大きく関わると思っている。
４月３日に導入され、未だ圧倒的高稼働をほこる「スマスロ北斗の拳」。
正直、初打ちした時点での評価は「そんなに・・・」って感じだった。出玉感が思ったよりなさすぎるなと。
ところが先日、
ついに継続率９４％の「無想転生バトル」に突入させた。
これは１７連と、惜しくもラオウ昇天が出来ず悔しかったのだが、正直「あれ？これ面白いじゃん」と一気に「スマスロ北斗」への評価が高くなった。スロッカスらしい手のひら返しである。
でも手のひら返しは仕方がない。良い思いをしてないのに褒めるというのは、ゲーム性がその人にズバッと刺さらない限りは中々難しいものがある。
このように、個人の台評価を上げるのに「成功体験」というのは非常に大事になってくると思うし、あと大事なのは「成功体験を得られるバランス」。ここのバランスが酷いとユーザーはついてこない。
「スマスロ北斗」の島って、導入と稼働が凄いのもあるけど、見たらだいたい誰かしら「無想転生バトル」に入っているように感じる。実際それなりに引けるようであり、引けば爆発力もある。このあたりも未だに高稼働が続く人気の秘訣かなと。
だが、その他の台はどうだろう？
「ゴブリンスレイヤー」「バキ」「ヴァルヴレイヴ」など、「成功体験」を得られるハードルが高いと思う台が多い。一体いくら使えば美味しい思いができるのかと、主に金銭面で。
打つ前からハードルの高さを感じるので、全く手を出す気にならない。「万枚突破率が凄いですよ！」と言われても、そこに至るまでの投資など、ネガティブなイメージの方が強く感じる。
大都技研なんかは「鏡」や次に出る「ソードアート・オンライン」も一撃特化ではなさそうで、出玉バランスを意識して作っているように感じる。（とはいえ鏡の低設定はワンチャンもほぼ無くてキツすぎるが）
「カバネリ」が支持されたのは、サクッとＡＴが引けて、サクッと連チャンも出来そうなワンチャン力。実際はまとまった出玉を出すのは割と難しかったりするのだが、なんか次はヤレそうな気がしてくるから不思議なものだ。
とにかく今、スマスロは「出玉性能全振り」の機種が多すぎる。新台もいくつか発表されているが、どれも有利区間リセット後が強そうなワンチャン系の機種が多そうなイメージ。
個人的には一撃性能ばかりに目を向けず、もっと設定推測や出玉、成功体験ができるバランスを考えて台を作ってほしいところ。
せっかくメダルレスで新規ユーザーが入る土壌ができたのに、オススメできる台が無い。
