セガサミーホールディングスの社員食堂を受託運営する株式会社LEOCが英国Winnow社製のAI技術で食品ロスを可視化するツール「Winnow」をセガサミー社員食堂内に導入する。
「Winnow」のポイントは「把握・改善・環境」の3点で動体検知カメラを内蔵したAI搭載システムにより、食品残渣を食材品目別に集計。廃棄コストや削減可能な食数、CO2排出量を算出できるとのこと。サステナビリティ経営を推進するセガサミーホールディングス内で実証実験するのは正にベストマッチなのだろう。
環境保全の観点からも、今後食品サービス業界において導入される機会が増えるかもしれない。
AIに関して急速にフォーカスされている昨今、AI技術を利用したこのような取り組みは素晴らしいことだと思う一方で、AI自体が犯罪に使用されることを危惧する声があることも確か。例えば既に海外ではAIが分析したクローン音声を使用してのオレオレ詐欺も発生しているらしい。声が身内と同じで話す内容も分析された詐欺では、今まで以上に簡単に被害にあう人も出てくるだろう。
AIを生かすも殺すも人間次第。セガサミーのように有用に使えば良いが、使い方により薬にも毒にもなることは肝に銘じなければならない。