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【パチンコ経営企業分析】「ダイナム」「マルハン」でパチスロ増台の動きが顕著

情報島で日々、更新されている「リニューアルオープンまとめ」を見ていただくと分かる通り(https://johojima.com/headline/post-236406/)、パチンココーナーの一部をパチスロコーナーに切り替えるなど、パチスロを増台する店舗が多くなっている。今回は集計データからその動きを追っていきたい。

まず2023年における各月におけるパチンコ・パチスロの設置台数の推移は下表の通りとなる。

設置台数
パチンコ パチスロ
台数 前月差 台数 前月差
1月 2,191,717 ▲8,116 1,347,785 ▲3,588
2月 2,182,440 ▲9,277 1,343,334 ▲4,451
3月 2,167,988 ▲14,452 1,335,414 ▲7,920
4月 2,157,684 ▲10,304 1,337,530 +2,116
5月 2,149,626 ▲8,058 1,342,073 +4,543
6月 2,144,122 ▲5,504 1,341,265 ▲808
7月 2,133,484 ▲10,638 1,341,743 +478
8月 2,116,502 ▲16,982 1,347,937 +6,194
9月 2,102,245 ▲14,257 1,343,712 ▲4,225

このようにパチンコは減り続けている一方で、パチスロに関しては4月以降、増加傾向が見受けられる。

また、9月末週から今週までの約3週間にパチスロの設置台数が増加した店舗を調べてみたところ、パチスロを10台以上増台させた店舗は70店舗もあった(※下表参照)。

増台数 40台以上 30台以上 20台以上 10台以上 合計
店舗数 30店舗 11店舗 12店舗 17店舗 70店舗

これをグループ別に集計したのが下表となる(※3店舗以上パチスロを増台した経営グループ)。

グループ名 増台店舗数
ダイナムグループ 13店舗
マルハングループ 10店舗
中原商事グループ 4店舗
ABCグループ 3店舗
松原興産グループ 3店舗

このように「ダイナムグループ」と「マルハングループ」が積極的にパチスロを増台している様子が見られる。特にダイナムグループは、以前にも積極的にパチスロを増台していると記載したが、いまだその勢いは止まらない。

直近の集計において通常貸玉の設置台数を見ると、パチンコが107万691台、パチスロが104万2416台とその差が3万台以下まで縮まっている。近いうちに逆転してしまうのだろうか。


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