一般社団法人ぱちんこ広告協議会(PAA)は11月29日、東京都港区のTKPガーデンシティPREMIUM品川において第7回社員総会を開催した。
平野輝寿理事長の退任に伴う役員選任では、理事の嶋田崇氏を新理事長に選任。第8期の活動指針では、コロナ禍で停滞した各活動の再開と、「ぱちんこ業界の活性化」をビジョンに掲げ、「会員企業が安心して活動できる環境づくり」を推進していくとした。
社員総会終了後には、記念セミナー及び「第二回PAA広告大賞」の表彰式を開催。記念セミナーの冒頭、挨拶に立った嶋田新理事長は、「我々の活動は、透明性と倫理性を大切にし、信頼を築くことが大切であると考えている。みなさまのご理解とご協力を得ながら健全なぱちんこ産業の広告を作り上げていきたい」と述べ、協力を呼び掛けた。
懇親会では、来賓として出席した警察庁生活安全局保安課の山下大介係長が松下和彦課長の祝辞を代読。「独自に策定した『ぱちんこ業界における広告・宣伝に係るガイドライン』に基づく適正な広告・宣伝の推進のほか、広告・宣伝の在り方に関する調査・研究の実施や学生向けの依存問題勉強会の開催など、幅広く業界の健全化に尽力されている」と同組合の取り組みを評価したうえで、「広告・宣伝の健全化は、清浄な風俗環境を保持するために不可欠なものであるとともに、ぱちんこへののめり込み・依存の防止対策を進める上でも欠かすことのできないもの。業界自らが問題意識を持って取り組むことが重要であり、引き続き、貴協議会がその中で大きな役割を担い、推進されることを心から期待している」と述べた。