「パチンコ店で起きている謎を解決する」をコンセプトに、視聴者から寄せられた質問に「マスター」が答えるYouTubeチャンネル「パチンコクエスト」。今回紹介する動画は、同チャンネルが2月2日に投稿した「【103杯目】新紙幣への設備費用を計算したらとんでもない結果となった」だ。
動画では「閉店店舗が増えているが、7月の新紙幣対応が決定打となっているのか?」という視聴者からの質問に対し、パチンコ・パチスロ1台1台に設置されているサンドを新紙幣対応にするためにどれくらいの費用がかかるのかを調査している。
マスターが勤務する店舗では比較的新しいサンドを設置しているため、(サンドの)識別機を交換すれば対応可能で、新しいサンドを購入するよりも大幅に費用を抑えることができるとのこと。それでも識別機と作業費込みで1台あたり2万5000円ほどかかるという。さらに、精算機の改造も必要で、こちらは識別機と作業費込みで30万円。これらを踏まえると300台弱のパチンコ店で700万円ほどかかるそうだ。
なお、スマパチ・スマスロのユニットに関してはデータダウンロードで対応可能(メーカーによっては無料)らしい。
古すぎて識別機の交換では対応できない機種もあるようで、そうなると300台ほどのパチンコ店でも数千万単位の費用がかかるそうだ。費用を抑えるために各台のサンドはそのままで新紙幣対応済のメダルサンドを島端やカウンター横に設置する手法を紹介していたが(遊技客はメダルサンドにお金を入れて返却ボタンでカードを作り、そのカードで遊ぶ)、ユーザーの利便性がかなり下がってしまうため、あまりオススメできないとのことであった。
マスターは新紙幣発行のタイミングで閉店するホールが増えるかも知れないと心配していたが果たしてどうなるのだろうか。
新台入れ替えを1、2回ほど控えれば捻出できるのでは