会計ソフトに仕訳を入力していると、勘定科目が分からないことがあります。
仕訳とは、取引内容と金額を記載する作業のことです。取引内容の中身には名前がついています。それが勘定科目です。文章で説明すると分かりにくいですが、鉛筆を買った時に「事務用品費」にするか「消耗品費」にするか迷う、という話です。
日々の仕訳の内容は、貸借対照表や損益計算書などの財務諸表に反映されます。上司も、会計士も、社長もこれを見るので誰が見ても分かるようにしておかなければなりません。会計ソフトを使えば誰でも簡単にそれができるようになります。ただし、いくら会計ソフトが優秀でも、これまで使っていなかった仕訳を使うと、突如1行追加されたように見えるので「これはなんだ」と聞かれてしまうことになります。
鉛筆は事務用品でもあるし、消耗品でもあるのですが、取引内容を入力するときは財務諸表を見る人が混乱しないように注意する必要があります。自分は気のきくほうではないので、正しいだろうと安直に判断して入力していましたが、それは間違い。
仕事ができる人は、注意されずとも、効率の良い仕訳ができるのだからすごいなといつも思います。