現在、男性の育児休暇制度を充実させている企業が増えている。男性の育休の取得を主な目的とした「育児・介護休業法」が改正されたのもきっかけとなっているだろう。
パチンコ業界の中でも男性の育児休暇制度を促進している企業がある。ホール向けの関連機器である「ダイコク電機」がその一つだ。
男性育休取得促進企業として取材を受けました(ダイコク電機株式会社)
https://www.daikoku.co.jp/news/20240502-aichifamily/
ダイコク電機では2021年度以降、男性育休取得者数が15名、取得率が100%だという。
この制度を後押しする為に、例えば以下のようなことを具体的に行っている。
- 育児休業サポート手当の創設
- 人事部から上司に説明する機会を設けている
育休の取得は周囲の協力がなければ中々取りづらいもの。復帰する時もまたしかり。そういう点では人事部から直属の上司へ直接説明する機会が設けられているのは良いことだろう。
2023年7月に公表された厚生労働省「イクメンプロジェクト」による「令和5年度男性の育児休業等取得率の公表状況調査」(速報値)では男性育休等取得率は46.2%だという。しかしながらこれは従業員数1000人超の企業が対象の調査である為、中小企業を含めるともっと低い数値になると見られている。
今後は益々男性も育児を積極的に行うという流れになるはず。業界内でも現在育休制度を推進している企業だけでなく、今後更に制度を導入していく企業が増えていくだろう。