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【パチンコ経営企業分析】カンパニー制に移行してから3年以上が経過した「マルハングループ」、各カンパニー毎の特徴が出始めている

2021年4月にカンパニー制に移行してから3年以上が経過した「マルハングループ」。今回はカンパニー毎の設置台数や資産価値額の推移について見ていく。

各カンパニーに該当する店舗は、「北日本カンパニー」が北海道・東北・中部・北陸地区の店舗、「東日本カンパニー」が関東地区及び静岡県、長野県、山梨県の店舗、「西日本カンパニー」が、近畿、中国、四国、九州地区の店舗となっているが、カンパニー制を導入した2021年4月と直近の2024年5月のデータを比較していきたい。

まずは、営業店舗数は下表の通り。

カンパニー別営業店舗数推移
21年4月 24年5月 差分 新規店舗 閉鎖店舗
北日本カンパニー 108 107 ▲1 7 8
東日本カンパニー 102 101 ▲1 5 6
西日本カンパニー 101 101 ±0 1 1

このように店舗数推移だけ見るならば、3年が経過した中で各カンパニーともほとんど変わっていないのだが、期間中に新規店舗(M&Aによる取得した店舗も含む)、閉鎖店舗を見ていくと、「北日本カンパニー」および「東日本カンパニー」は動きがそれなりにあったのだが、「西日本カンパニー」はほとんど動きがなかったことがうかがえる。

続いて設置台数推移を見ていく。

カンパニー別設置台数推移
パチンコ スロット 全体
21年4月 24年5月 差分 21年4月 24年5月 差分 21年4月 24年5月 差分
北日本カンパニー 46,266 44,640 ▲1,626 25,719 27,495 +1,776 71,985 72,135 +150
東日本カンパニー 48,341 47,273 ▲1,088 26,399 29,781 +3.382 74,740 77,054 +2,314
西日本カンパニー 45,924 45,827 ▲97 26,131 26,864 +733 72,055 72,691 +636

このように、各カンパニーともパチンコの総設置台数は減少したものの、スロットの総設置台数が増加したことにより、カンパニー全体の総設置台数も増加していた。

一方、カンパニーごとに見ていくと、その動きが最も活発だったのが「東日本カンパニー」であり、全体の設置台数差分が最も少なかったのは「北日本カンパニー」だったものの、パチンコ・スロットの増減台が最も少なかったのは「西日本カンパニー」という結果となった。

最後に、資産価値はどうだろう。

2021年4月と直近の集計時点の資産価値額をそれぞれ見ていきたい。

2021年4月カンパニー別資産価値額
店舗全体 通常パチンコ 低貸パチンコ 通常スロット 低貸スロット
北日本カンパニー 190,900 190,899 128,273 251,276 156,988
東日本カンパニー 181,158 188,003 125,410 225,751 130,609
西日本カンパニー 172,908 164,077 110,043 238,346 173,749
2024年5月カンパニー別資産価値額
店舗全体 通常パチンコ 低貸パチンコ 通常スロット 低貸スロット
北日本カンパニー 227,719 211,030 55,589 378,590 74,335
東日本カンパニー 273,408 244,519 76,239 425,458 86,772
西日本カンパニー 223,426 212,518 81,311 364,574 63,100

それぞれの資産価値額を比較していくと、2021年4月時点では資産価値額にそれほど差は感じられなかったのだが、直近の集計を見ていくと「東日本カンパニー」の資産価値額が少し抜けた印象を持った。

このようにカンパニー制に移行してから3年が経過したこともあり、各カンパニーごとの特徴が出始めている。今後はどのように推移していくのだろうか。

[文・構成/情報島編集部]


コメント:2件 コメントを書く

  1. 結局、分社化?して競争させたいんでしょ?
    NTTやNEXCOやJRみたいに。

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  2. 結論 P.S比率の改編が必要。宮崎のM&Aした店もどうせ併設やろ。もうパチンコはよほどじゃ無いと特定機種しか稼働しない。真新しさが必要。今じゃP50%.S90%稼働とか普通だし。新宿とかクソ番だとスロット打てないなら帰るとか普通。
    結局、新店舗作っても全てマンネリ。P2割、S8割設置の店、完全パーソナルの店とかは絶対的にいい。

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