今回はスロットメーカー「山佐ネクスト」にフィーチャーし、その歴史と当時のスロカスH(筆者)がその当時何をしていたのか?も含めて振り返ってみたいと思います。なにぶん、私が生まれる前からパチスロを作っているメーカーなので、間違っている知識があったらすいません…。
1980年に初めてのパチスロを発売
本社は岡山県の山佐。「天下布武」シリーズの忍者が「拙者生まれは岡山でござる」とか、岡山ネタを喋ったりすることもあり、何故か本社の場所は知っているという人はいるのでは。そんな山佐の第一号機は1980年に発売した「パチスロパルサー」。さすがに打ったこともなければ筐体も見たことがない。
その時スロカスは…
まだこの世に生をうけていなかった。
「スーパープラネット」と「ニューパルサー」が大ヒット!
1990年発売の「スーパープラネット」が約13万台、1993年発売の「ニューパルサー」が約22万台と大ヒットを記録!ちなみに「ニューパルサー」はパチスロ歴代販売台数でみても5位ということからも分かる通り、その凄さが伝わる。
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「山佐パターン」と言われる独特のリーチ目が多かった(らしい)。「ゲチェナ(右下段チェリー付き7)」が初めて搭載されたのも「ニューパルサー」なんだとか。ここだけの話、私はパルサー系のリーチ目が全然分からん。
秀逸なリーチ目でノーマルタイプ不動の地位を築いたが、「クランキーコンドル」(ユニバーサル)等の技術介入機時代に入るとその人気も低迷したらしい。
その時スロカスは…
田舎の片隅にスロッカスの父を持つサラブレッドとして生まれる。当時はまだまだパチスロのパの字も知らない純真無垢な子供だった。
2001年「キングパルサー」がヒット
4号機ストック機時代を代表する機種のひとつが「キングパルサー(キンパル)」。「規定ゲーム数のゾーン」「前兆の面白さ」「とにかく勝てた」と当時を知るおっさんたちは語る。
「スマスロキングパルサー」発表時にも、当時を知るおじさん達のコメントであふれていた通り、それはもう当時を知る人からすれば思い出深い機種なんでしょう。かなりヒットとなったみたいだけど、販売台数は調べても載っていなかった。
その時スロカスは…
何を隠そう、私の初打ちはこの「キングパルサー」。訳も分からず16000円勝って、連チャンゾーンのまま捨てた記憶。しっかりそのあとカマ掘られてたが、当時はとにかく勝てて嬉しかった記憶しかなく、スロカスH少年はこれを機にパチスロにハマっていくのだった…。
その後の4号機時代
「キンパル」以降は今もシリーズが登場する「天下布武」「鉄拳R」等を出すが、大したヒットはしていない記憶。たぶん設定6でも出玉率が低めの機種が多かったのが要因でしょう。当時は出ない台は本当に人気が無かったですからねぇ…。
その時スロカスは…
初代「北斗の拳」にハマりお金が入ってきてはつぎ込む日々。毎月負けてヒーヒー言っていた。ついでに「鉄拳」のボーナス中のビタ押し?が上段受けなのにもヒーヒー言っていた。上段より下段の方が楽じゃない?
山佐の時代再び
2007年
「戦国無双」
2008年
「キン肉マン」「バイオハザード」「ウルトラマン・ザ・スロット」
2011年
「モンキーターン」
2012年
「鉄拳2nd」「押忍!!豪炎高校應援團」
2014年
「モンキーターン2」「鉄拳3rd」
2015年
「ゴッドイーター」「リノ」
当時を知るファン垂涎の機種たちがズラリ。5号機初期をけん引した「戦国無双」など、安定してヒットを飛ばす。今でも「5ちゃんねる」で語り継がれる「俺的には戦国だな~」というコピペはあまりに有名である。
「キン肉マン」「バイオハザード」等、一部機種はなぜか停止ボタンが4つあったが、何度もシリーズが出ている「バイオ」シリーズの中でも、「山佐のバイオが1番面白かった」という声も根強い。
山佐この世の春。「モンキーターン」以降しばらくは本当に「山佐の時代」と言ってもいいくらいホールを席巻していたのだが、それだけに「鉄拳2nd」での「ケロット柄寒すぎ問題」等、流行っているからこそやり玉に挙げられることも多かった。なお、数年後にしっかりと「ケロット柄」の信頼度が見直された時には、ついに山佐が改心したという声が多数上がっていた。
その時スロカスは…
パチンコ屋で働きながら、「戦国無双」「キン肉マン」「バイオハザード」「モンキーターン」「鉄拳2nd」「鉄拳3rd」「ゴッドイーター」と、どれもこれも打ち倒した。どれもこれも本当に面白かった……が、「リノ」だけは2000Gハマリをくらったトラウマでシリーズを通して二度と打たないと誓った。
5号機後期~6.5号機時代
「パチスロ学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・デッド」「パチスロ セイクリッドセブン」など、一部に人気のある機種こそあれど、ヒット機種と呼べるものは無し。やはり6号機移行などの規制のせいが大きかったのは間違いないでしょう。もしかしたら遊技機事業から撤退もあるのでは?なんて素人ながら勝手に思っていた。
その時スロカスは…
山佐の6号機でいえば「パチスロ TIGER & BUNNY」が好きだった。それだけに、「パチスロ TIGER & BUNNY SP」にはガッカリさせられたものだ…。ヒマがあれば「ディスクアップ」を打っていた。
「スマスロ モンキーターンV」で復活!
山佐はもうアカンのか…?スマスロ時代になってもアカンのか…?
そんなところに満を持して登場した「スマス ロモンキーターンV」。結果は見事、大ヒットである。結局、スマスロになってヒット機種がまた出るようになったあたり、規制がどうしようもなかったんだね…ということか。「スマスロ モンキーターンV」はよう出来とる。なんか打ちたくなっちゃうもの。荒すぎないから、打ち手もあまり選ばないのも大きいし、今後も人気は続くでしょう。
その時スロカスは…
先日、初めて「ライバルモード青島」が選ばれて、通常時から「青島SG」に入りました。青島優出中は競艇場で単勝1万円くらい賭けてるくらい興奮しました。相変わらず青島は弱いけど許します。面白いから。ありがとう山佐、フォーエバー山佐。
山佐の歴史が見られるHPはココ!→「山佐HP」
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パチスロパルサーは尚球社が開発販売した台。後に日活興業の販売になり、業務提携していた山佐が1号機から開発した。
鉄拳チャンスは本当にチャンスなんだから!