日本遊技関連事業協会（日遊協）の中部支部は３日、名古屋市中区の『キング観光サウザンド栄若宮大通店』の立体駐車場において「子どもの車内放置撲滅キャンペーン」を実施。日遊協会員の他、中警察署、名古屋市中央児童相談所相談課、名古屋市中区役所民生子ども課、中部遊技機商業協同組合、回胴式遊技機商業協同組合などから約３０名が参加した。
遊技業界では、７月・８月の２カ月間を「車内放置特別強化期間」として位置付け、全国で各種取組みが行われている。そんな中、中部支部ではマイカーでの利用率が高い地域性であることからこの度、幼い命が車内放置で犠牲になるような痛ましい事案を未然に防ぐためキャンペーンを企図した。
権田淳副支部長（キング観光副社長）は、「２０１２年に中部地区のパチンコ店駐車場で乳児の車内放置による死亡事案があり、長年、ホール駐車場での巡回励行を行っていたが、それを受けて翌年からさらに取組みを強化していたところ。コロナ禍により、一時中止していたが、昨年より再開して、二度と同じような事案が発生することないよう、啓発活動を続けていきたい」と開催意義を述べた。
その後、参加者は「やめて！子どもの車内放置（ー社）日遊協」と書かれたタスキをかけ、店舗の立体駐車場を巡回。懐中電灯を手に車の中を１台１台のぞき込み、後部座席までくまなく確認していた。また、来店客等に対し「子どもを連れて来ちゃダメ」「子どもの車内放置は児童虐待行為です。」と書かれたチラシを配布し、広報・啓発活動を行った。
なお、２回目は８月７日、愛知県尾張旭市の『ＫＥＩＺ尾張旭店』において実施を予定している。