フィールズは7月31日、2015年3月期第1四半期決算短信[日本基準](連結)を発表した。営業損失25億900万円、経常損失22億5400万円、四半期純損失15億200万円を計上したものの、「業績の推移としては概ね計画通りの進捗」であるとした。遊技機事業では「ぱちんこ新鬼武者」などパチンコ約3万8000台とパチスロ約5000台を販売。8月1日に公表した決算説明会の資料では、取得、保有または創出したIP(知的財産)の育成と事業化の説明に多くのページを割いていた。
連結経営成績(累計)は、売上高74億5900万円(対前年同四半期増減率プラス29.8%)、営業損失25億900万円(前年同四半期は38億2900万円の営業損失)、経常損失22億5400万円(前年同四半期は37億5900万円の経常損失)、四半期純損失15億200万円(前年同四半期は22億9000万円の四半期純損失)。直近に公表された通期業績予想の修正は発表されていない。
販売した遊技機の新規タイトルは、「ぱちんこ新鬼武者」2万9000台の1機種のみ。パチンコの総販売台数は3万8000台(前年同期比約2万6000台増)。パチスロの総販売台数は約5000台(前年同四半期も同台数)。
IPの育成と事業化は主に、『月刊ヒーローズ』誌上を中心に「ヒーローズIP」を創出。同誌では、5作品を新たに掲載、9作品を単行本化した。また、同誌に連載中の「ソウルリヴァイヴァー」のハリウッド実写映画化プロジェクトを始動させるなど、5作品の映像化を進行している。
[8月20日・日刊遊技情報]