マースエンジニアリングはこのほど、2015年3月期第1四半期決算短信[日本基準](連結)を発表した。アミューズメント関連事業については、消費税増税に対して様子見をするホールが多かったため、設備投資の更新需要が「弱含み」で推移したと説明した。
経営成績(連結)は、売上高65億2000万円(対前年同四半期増減率マイナス3.3%)、営業利益11億4900万円(同マイナス11.2%)、経常利益13億2300万円(同マイナス13.7%)、四半期純利益8億1500万円(同マイナス30.6%)。直近に公表された業績予想および配当予想の変更は行われていない。
主力商品「パーソナルPCシステム」の販売は「厳しい状況」となっていたものの、パチンコ業界は他業種と同様に人材の確保が難しくなってきていることから、需要は今後さらに伸びていくと予測。パチスロ向け各台計数システム「メダルパーソナル」は販売台数を伸ばし、Air紙幣搬送システム「HAYATE疾風」の導入は順調にすすんだ。
同四半期における「パーソナル」の売上実績は34店舗、四半期末時点における導入(実稼働)店舗数は累計1315店舗、市場シェア14.1%。また、パーソナルを含めたプリペイドカードシステムの売上実績は36店舗、導入(実稼働)店舗数は累計2056店舗、市場シェア22.0%。
アミューズメント関連事業以外のセグメントでは、自動認識システム関連事業で売上減、利益減、ホテル関連事業で売上増、セグメント損失9500万円となっていた。
[8月26日・日刊遊技情報]