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全日遊連、全国理事会開催 ~のめり込み防止への対応策と、日工組ECO遊技機回答に同意できない旨を決議

全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)は19日、東京都港区新橋の第一ホテル東京において全国理事会を開催。終了後に記者会見を行い、理事会の内容を公表した。

第1号議案として、のめり込み問題に対する全日遊連としての対応を決議。第2号議案としてECO遊技機に関して提出していた全日遊連の質問状に対する日工組からの回答に同意することはできないことを決議した。理事会に関する記者会見の前には、11月14日から3日間予定する「第24回全国パチンコ・パチスロファン感謝デー」についてのプレス発表会を開催した。

のめり込みの問題では、現実味を増しつつあるカジノ合法化を前に、パチンコ業界に対しても、のめり込み防止策を策定することが行政より求められており、特に業界を所管する警察庁が講話や業界団体との協議を通して業界による自主的な策定を求めていた。業界団体を横断するパチンコ・パチスロ産業21世紀会の遊技産業活性化委員会では警察庁の担当課長補佐出席のもとで協議し、業界全体としてのめり込み防止対策を強化していく方針を決めていた。全日遊連、日遊協、日工組、日電協、全商協、回胴遊商がそれぞれ、対応策を検討した。

全日遊連では、即時対応可能な取り組みとしてまず、遅くとも10月1日以降に発行する折り込みチラシなど広告宣伝物に掲載する「パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです」「のめり込みに注意しましょう」といった共通標語を決定。標語の入った共通の帯図案を縦4パターン、横4パターンの計8パターンを作成、全日遊連のホームページよりそのデータをダウンロードできるようにして各県遊協などを通し傘下ホールに使用を求めていく。記者会見では、その8図案が資料として配布された。

ECO遊技機については、日工組は全日遊連に対し仕様や価格案などを説明し、全日遊連が質問状を提出、日工組が回答を示すというやりとりを繰り返してきた。今回の日工組による回答についても説明が不十分だとして、日工組の示すECO遊技機に「同意できない」とする返答を示すことが今回の理事会で決議された。同意できない具体的な内容と理由については、日工組への返答後に明らかにすると、記者会見で説明した。

[2014年9月22日・日刊遊技情報]

全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)

 

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