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【パチンコ経営企業分析】1万台を超える機種なく上位5機種の合計は2024年で最少に、2024年8月度の導入状況(スロット編)

8月における最多導入機種となった「スマスロ ゲゲゲの鬼太郎 覚醒」(JFJ社製)
©水木プロ・東映アニメーション
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前回パチンコの8月における導入状況を見たところ、8月のパチンコは絶好調だったがスロットはどうだろうか。

それでは、まずは2024年の月間推移を見ていく。

スロット導入上位5機種合計台数推移
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月
合計台数 49,780 43,298 31,999 56,561 38,491 46,514 73,313 28,431

このように、8月の導入上位5機種の合計は2024年の中で最も少ない2.4万台であった。

ちなみに、パチンコ・スロット別導入上位5機種の合計はこのようになる。

パチンコ・スロット導入上位5機種合計台数推移
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月
合計台数 90,313 62,835 67,391 121,116 59,290 89,204 110,753 110,698

このように7月と導入台数はほとんど変わらないことからも、7月はスロットに8月はパチンコに注力して新台を導入したのだろう。

続いて機種別に見ていくと、

2024年8月度パチンコ導入上位5機種
機種名 メーカー 導入数 発売時期
スマスロ ゲゲゲの鬼太郎 覚醒 JFJ 9,603 2024年8月
L D4DJ Pachi‐Slot Mix 京楽 6,265 2024年8月
スマスロワンパンマン EXCITE 5,855 2024年8月
スマスロモンキーターンV 山佐 3,620 2023年12月
ミスタージャグラー 北電子 3,088 2024年7月

最も導入された「スマスロ ゲゲゲの鬼太郎 覚醒」でも1万台に届かなかった。最多導入機種の台数が1万台に届かなかったのは2024年に入って初めてのことである。また、8月に発売された機種自体も少なかったとはいえ、2023年12月に発売された「スマスロモンキーターンV」が月間導入台数で4位に入っており、同機種の人気の高さがうかがえた。

ちなみに撤去機種は下表の通り。

2024年8月度パチスロ導入上位5機種
機種名 メーカー 撤去数
スマスロバジリスク~甲賀忍法帖~絆2 天膳 BLACK EDITION ミズホ ▲1,811
アイムジャグラーEX 北電子 ▲1,500
スマスロ交響詩篇エウレカセブン4 HI‐EVOLUTION サミー ▲1,381
ハナハナホウオウ~天翔~‐30 パイオニア ▲1,316
SLOTバジリスク~甲賀忍法帖~絆2 ミズホ ▲1,177

このように、導入台数が少なかったので撤去上位機種の撤去台数もそれほど多くなかった。

7月はスロット、8月はパチンコ中心に新台を導入していたが、9月はどうなるのだろうか。

[文・構成/情報島編集部]


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